建築物石綿含有建材調査者
皆さんこんにちは。工務の土門です。大変大変ご無沙汰をしておりました。
今回は先日札幌で行われました建築物石綿含有建材調査者講習についてお話ししたいと思います。
皆さんも耳にした事が有るかと思いますが建築物（資材）に多く使用されている石綿というものが有ります。その石綿の粉じんを吸入することにより、肺がん、中脾腫等の重篤な健康被害を引き起こすおそれが有ることから（2006年から）現在は0.1重量パーセントを超えて含有するものは全面的に使用禁止とされています（基本全面禁止）。この石綿の特性として、しなやかで熱に強く、電気を通しにくく、薬品に強いという優れた特性があったため、建築業を含む産業界で貴重な材料として多く使用されてきた経緯が有ります。
2006年（平成18年）以前の建築物にはこの石綿含んだ資材を使用した建物が数多く存在しております。その建物の修繕・解体等の工事を着手する前に石綿の調査を行う事が出来る資格を取得する講習を受けてきました。
二日間朝9時～17時近くまで講習をし、二日目の15：30から試験が有ります。分厚いテキストを二日間の講習で終わらせて直ぐに試験Σ（・□・；）（テキストは見れません(;'∀')）なかな厳しい内容でした。過去問が出るのではと思い過去問を重点的にやってましたが同じ問題は一つも出ず(´；ω；`)ｳｩｩ。追い打ちをかける様に昨年よりも問題が難しくなっていました。
弊社から8人受験しましてお陰様で皆無事合格をしました。（もし私一人不合格だったらどうしよう～( ﾉД`)ｼｸｼｸ…と悩んだ1週間でした。）
届いた修了証です。（怪しい写真ですみません。）石綿含有建材調査者と記載されております。
最後に、今回受講してみて感じたことがありまして「便利だ便利だ」と何の疑いもなく多くの石綿を使用してきて後々になって身体に悪影響を及ぼす物だと気付き大変な思いをして除去をしなくてはならない。色々な意味で人間ってつくづく懲りない生き物だと思いました。戦争にしてもなぜ殺しあうのか･･･。もう直ぐ終戦記念日です。平和な世界が一日でも早く訪れますように。
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