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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」スタッフです。
新築のハウスメーカー選びに欠かせないのが見積もり依頼。
一般的には、複数の会社から見積もりをとって比較検討します。
このとき、見積もりは何社に依頼するのが適切なのでしょうか。
今回は新築の見積もりを依頼する件数やその理由、見積もりをとる際の注意点などをご紹介します。
新築を建てる際に何社から見積もりをとるのが理想的か
新築の見積もりは、必ず複数のハウスメーカーからとるようにしましょう。
同じ条件で複数の会社から見積もりをとることを「相見積もり」と言います。
相見積もりをとることで、それぞれのプランの違いや今のトレンド、おおよその相場感などを知ることができます。
このとき何社から見積もりをとるのが理想的か……それはズバリ3社です!
昔は「10社から見積もりをとった!」なんて人も多くいましたが、最近では3社程度が主流といえます。
見積もりを出すためにはハウスメーカーと打ち合わせを重ねる必要があり、たくさんの会社とやり取りするのは大変です。
出てきた見積もりに対しても、金額だけではなく内容も含めて比較検討が必要なため、情報が多すぎると混乱して判断ができなくなってしまいます。
「4社以上だと情報が多くて大変。かといって2社だと情報が少なくて判断しづらい」そこで、見積もりをとる会社は3社程度が理想的と言われています。
新築の見積もりを依頼する会社を絞る際のポイント
パンフレットや住宅展示場を見ていると、どのメーカーの家も素敵で、どこに依頼するべきか迷ってしまいますよね。
まずは自分たちの希望と予算を明確にし、家づくりに対して何を優先したいか順位を決めておくと探しやすいです。
ある程度固まったら会社のホームページやパンフレット、モデルハウスをじっくり見て、各社のコンセプトや得意分野・予算感などを確認し、自分の理想の家づくりに近い会社を見極めましょう。
気になるハウスメーカーの中から、見積もりを依頼する3社のピックアップの仕方を参考に紹介します。
【その1】実績ある大手のハウスメーカー同士
全国に展開する大手のハウスメーカーなら、品質やアフターフォローが抜群。
長く安心できる家を求めるのであれば、多くの実績があるハウスメーカーを選ぶと無難でしょう。
費用は高い傾向にありますが、それぞれの得意分野ではトップの品質・プランの選択肢も多く、理想の住まいや暮らしの実現に向けた大きな味方となってくれるでしょう。
【その2】特徴が異なる工務店・ハウスメーカー同士
あえて、特徴や得意分野がまったく異なる工務店やハウスメーカーで相見積もりをとるのもひとつの方法。
住宅の希望が漠然としているという方にもおすすめです。
おしゃれな輸入住宅が多いA社、素材にこだわったナチュラルなB社、アフターフォローや実績がしっかりしているC社など、まずはさまざまな角度から知ることで自分たちの理想が見えてくることもあります。
【その3】工務店・ローコストハウスメーカー・大手ハウスメーカーなど異なるジャンル
大手ハウスメーカー、ローコストが売りのハウスメーカー、地元の中小工務店と違ったジャンルで同条件で見積もりを依頼すれば、費用の面でそれぞれの相場がわかりやすいです。
同じ条件でも、特徴が反映された異なる提案を受けることができるでしょう。
【その4】希望の工法を行っている建築会社同士
木造軸組、重量鉄骨造、2×4(ツーバイフォー)、鉄筋コンクリート造、プレハブ工法、ログハウスなどの工法があります。
工法は各会社で異なるため、予め希望の工法を絞り、探すのもいいでしょう。
新築の見積もりを何社かに依頼する場合、どんな伝え方をするといい?
相見積もりをお願いする場合は、条件をそろえて依頼するのが大前提。
そのほか、こんな点に気を付けて依頼しましょう。
希望、要望について
設備や間取り、建材、デザインなどで具体的な要望があれば、雑誌の切り抜きなどを見せて伝えるとイメージの相違を防げます。
予算によっては全てを実現するのが難しい場合もあるので、優先順位も合わせて伝えるのがおすすめです。
希望や要望が漠然としている場合は、現在の家に対する不満を伝えれば、それを解消する提案につなげてくれますよ。
予算について
予算はできるだけ正直に伝えましょう。
かけ離れた金額で見積もりが出てきても実現性にかけてしまいます。
具体的な金額が見当つかない場合は、収入額と貯金額、毎月のローン返済にあてられる金額を伝えてもOK。
プランによって予算アップの余地があるかどうかも伝えておくと、提案の幅が広がります。
意気込みについて
「とりあえず手当たり次第に見積もりを依頼している」という部分を見せてしまうよりは、「2~3社に絞り込んで見積もりを依頼していて、この中から1社に決めようと思っている」という意気込みを伝えるのがおすすめ。
より真剣さが伝わり、具体的な提案を得られやすいでしょう。
見積もりをもらったら、金額だけでなくここもチェック!
新築の見積もりを見比べるとき、確認するべき部分は金額だけではありません。
同じ希望を伝えて見積もりを作ってもらったとしても、建物金額として何が含まれているか、使用される建材や設備のグレード、仕様や工期などによって見積もりの金額は異なります。
単純に総額を比較して「安いからいいね!」と考えず、中身の充実度にも注目しましょう。
また、見積書は会社によって形式が異なる場合もあります。
不明点は担当者へとことん質問をして、見積もりの内容を細かく理解して比較検討しましょう。
質問や疑問に丁寧に対応してくれるかどうかは、会社や担当者の誠実度を知るポイントにもなります。
ハウスメーカーとは施工中はもちろん、完成・入居後も何十年とお付き合いが続きます。
見積もり比較は価格選びだけではなく、一生付き合っていくハウスメーカー選びでもあるのです。
まとめ
・新築を建てる際には、3社程度から見積もりをとるのが理想的です。2社では判断材料として少なく、4社以上だと多くて混乱してしまいがち。まずは希望や予算をまとめ、ハウスメーカーのホームページやパンフレット、モデルハウスなどをじっくり見て、自分の理想の家づくりに近い会社を絞り込んでいきましょう。
・相見積もりを依頼する場合、条件をそろえて依頼するが大前提。雑誌の切り抜きなどを見せて伝えると、具体的な希望が伝わりやすいです。予算についてはできるだけ正直に。プランによって金額アップの余地があるかどうかも伝えておくと、提案の幅が広がります。
・新築の見積もりは、同じ条件で依頼しても提案内容や見積もりの形式によって提示総額が異なりますので、単純に金額を比較するだけでは不十分。見積金額には何が含まれているのか、設備や建材のグレード、仕様はどうなっているのかなど内容までしっかり理解して比較しましょう。
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