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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
空間を広く・おしゃれに見せてくれる「室内窓」をご存じですか?
窓は外壁側だけに取り付けるものとは限りません。
今回のコラムでは室内窓を付ける目的やそのメリット・デメリットについてご紹介します。
室内窓を付ける際のポイントや、ナチュリエでの素敵な施工事例についてもお伝えします。
室内窓とは?取り付けるメリット・デメリットもチェック!
室内窓とは、家の中で部屋と部屋の間に設置する窓のことです。
室内空間を仕切ったり、部屋の採光・風通し・コミュニケーションを確保したりする目的で設置されます。
室内と室外を仕切る壁に設置する一般的な窓より、サイズや形状、デザインなどの自由度が高いことが特徴。
おしゃれなデザインの窓を採用すれば、空間のインテリアとしての役割も持つでしょう。
では、室内窓にはどんなメリット・デメリットがあるでしょうか。
それぞれ解説しますね。
【メリット1】空間に開放感が出る
室内窓で2つの空間につながりを作り、奥行きを感じさせることで空間に開放感が出ます。
玄関や廊下、キッチン、書斎など、狭くなりがちなスペースも室内窓を設置することで圧迫感が軽減し、広々と感じられるでしょう。
【メリット2】採光や通風を確保する
家の方角や間取りによっては窓からの採光・風通しが悪い部屋や、外壁に面しておらず窓を取り付けられない部屋などもあると思います。
室内窓を付けることによって、そういった部屋にも隣の部屋から光や風を取り込むことができ、より快適な空間にすることができます。
【メリット3】家族間のコミュニケーションがとりやすくなる
室内窓を付けることで2つの空間がゆるやかにつながり、隣の部屋にいる家族の気配を感じやすくなります。
窓越しに話しかければ声が届きやすいなど、コミュニケーションもとりやすくなるでしょう。
【メリット4】おしゃれな空間を演出する
室内窓は、外壁側に取り付ける一般的な窓よりもデザインや形状、サイズの自由度が高く、選択肢が多いです。
たとえば、アンティークの窓枠やステンドグラスなどデザイン性の高い室内窓にすれば、部屋を素敵に飾るインテリアのひとつにもなります。
部屋のインテリアコーディネートの一部として楽しむこともできるでしょう。
一方、室内窓にはこんなデメリットもあることを知っておきましょう。
【デメリット1】コストがかかる
材料費や取り付け施工費などがかかるので、室内窓を増やすほどコストがかかるのは当然です。
費用はサイズや窓枠の素材、ガラスの種類などによっても費用は異なりますが、小さな窓でも総額で10万円以上はかかってしまうと考えられます。
【デメリット2】取り付け位置によっては邪魔になる
窓の前には背の高い家具などは置けませんので、室内窓の取り付け位置はしっかり考える必要があります。
室内窓の取り付け位置や高さによっては、家具のレイアウトが限定されてしまうことがあるので気をつけましょう。
また、開閉できる室内窓の場合は、開けた窓が家具や人にぶつからないかということにも配慮が必要です。
【デメリット3】プライバシーへの配慮が必要
空間をゆるやかにつなげてコミュニケーションを円滑にするということは、裏を返せばプライバシーへの配慮も必要ということ。
室内窓を取り付ける部屋によってはガラスをすりガラスにして見えすぎを防いだり、カーテンやシェードを設置して必要に応じてプライバシーを確保しやすくしたりする工夫が必要でしょう。
室内窓にはどんな種類がある?
室内窓は大きく分けて、開閉できるタイプと開閉できないFIX(はめ殺し)タイプの2つに分かれます。
開閉できるタイプは一般的な窓と同じように、2枚の窓ガラスをスライドさせて開ける引き違い窓のほか、開き戸タイプ、突き出し窓、回転窓などがあります。
室内の限られた空間で開閉するなら、開いたときの窓ガラスが邪魔にならない引き違い窓の使い勝手が良いのではないでしょうか。
FIX(はめ殺し)窓は、主に採光と空間の開放感、インテリア性を目的に取り付けられることが多いです。
コンパクトなタイプを複数並べたり、細長い形状にしたりと、デザイン性にこだわったものも多く見られます。
窓枠の種類はスッキリとした印象のアルミ、ナチュラルな印象で価格も手ごろな木製、アンティークな雰囲気になるアイアン製などさまざまです。
室内窓を取り付ける際のポイントは?ナチュリエの施工事例も参考に
室内窓を検討する際は、どのような点に注意すれば良いでしょうか?
ナチュリエでの室内窓の施工事例もご紹介しますね!
室内窓を取り付ける際の注意点
■室内窓を取り付ける目的を明確にする
室内窓を取り付ける目的は採光? 開放感? それともデザイン性?
目的を明確にすることによって、室内窓のサイズやデザイン、開閉方法などが絞られます。
たとえば採光が目的ならFIX窓で良いですし、インテリアの一部として設置するならデザインを優先したいですよね。
隣の部屋とコミュニケーションをとりやすくするためなら開閉できるタイプが良いけど、レイアウトを考えると引き違い窓にしよう、プライバシーは適度に保ちたいのですりガラスで……など、プランを決定するためにも具体的に考えることが大切です。
■空間全体のコーディネートやバランスを考える
室内窓も部屋のインテリアの一部になるので、全体の雰囲気に合った素材やデザインを選びたいですね。
2つの部屋の間に設置するものなので、両方の部屋それぞれからの検討が必要です。
■すべての壁に取り付けられるわけではない
建物構造上必要な壁(耐力壁)には、室内壁を取り付けることはできません。
希望した壁に必ず室内窓を取り付けられるとは限りませんので注意しましょう。
室内窓のある間取りの施工事例
ナチュリエでの室内窓の施工事例をご紹介します。
札幌市北区 Sさま邸
キッチンとダイニングの仕切り壁につけた室内窓が、まるでカフェのようなおしゃれな空間に。
「オープンハウスで室内窓のプランを見たのが決め手になって、ナチュリエに決めました。」と話すSさま。
もともと古いものが好きで集めており、それに似合うアンティークな雰囲気の家づくりをしたかったとか。
家具や雑貨とのバランスを考えて、内装は極力シンプルに。
入居から4年、ご夫婦と2匹のネコとの暮らしで床に傷も増えましたが「いい味が出てきた」と気に入っているご様子です。
江別市 Mさま邸
玄関土間とリビングを仕切る壁に室内窓を取り付けた事例です。
インテリアに合わせたシンプルな室内窓で、アクセントになりつつも、統一感のある空間に!
室内窓を取り入れることによって、室内空間をより明るく開放的にしています。
アウトドア好きのご主人とカフェ好きの奥様、元気な2人の男の子が暮らすMさま邸には、趣味アイテムをたっぷり収納できる工夫も。
広い土間にはサーフィンやキャンプなどのアウトドアグッズを収納できるなど、ご主人のこだわりがいっぱいです。
まとめ
●室内窓とは、家の中で部屋と部屋の間に設置する窓のことです。光や風を取り込むほか、空間をゆるやかにつなげて広く見せる、コミュニケーションをとりやすくするというメリットがあります。通常の窓よりもデザインの自由度が高く、おしゃれなインテリアとしての役割も持ちます。
●室内窓は設置にコストがかかること、取り付け位置によっては邪魔になることがデメリット。空間がつながる分、プライバシーへの配慮が必要なことも注意点です。
●室内窓には引き違い窓や開き戸タイプ、突き出し窓などの開閉できるタイプ、開閉できないFIX(はめ殺し)タイプがあります。窓を付ける目的を明確にしたうえで、どの種類を取り付けるのか考えましょう。デザインについても窓枠や窓ガラス、サイズなどにもたくさんの選択肢がありますので、お部屋の雰囲気に合わせてコーディネートしてみてくださいね。
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