目次
こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」の木村です。
結婚や出産など大きなライフイベントをきっかけに、自分の家を建てたいとお考えの方もいるのではないでしょうか。
最近、珪藻土や無垢材などの自然の素材を取り入れた家の人気が高まっています。
本記事では、自然素材の家の特徴やメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。
ぜひ、ご自身の家を建てる際の参考にしてみてくださいね。
自然素材の家ってどんなもの?
自然素材の家といっても正確な定義はなく、化学物質が含まれる素材を避けて建てた家を指すことが多いです。
具体的には、漆喰、珪藻土、天然リノリウム、無垢材、コルク材、セルロースファイバーなどの素材を使った家です。
自然素材の家のイメージは人によっていろいろ。
建てる際は自分の希望や業者の提案、また一般的な自然素材の家のイメージだけでなく、具体的に考えることが大切です。
住めば住むほど愛着がわき、素材がなじんでくるのも自然素材の家の特徴です。
肌が弱い方やアレルギー体質の方は、通常の住宅に使われる化学物質でシックハウス症候群や化学過敏症候群にかかる可能性も。
リスクを軽減したい方、より素材の温もりを感じたい方に選ばれる場合が多いです。
自然素材の家の魅力や自然素材の家で後悔しないためのポイントについては、こちらでも詳しくご紹介しております。参考にしてみてくださいね!
「自然素材の家で後悔したくない!無垢材を使った木の家づくりの魅力」
自然素材の家のメリット・デメリット
ここでは、注文住宅でよく使われる代表的な自然素材を4つ挙げ、それぞれについてメリット・デメリットを解説します。
とはいえ、デメリットといえどあくまでも素材の特徴を比較してのことです。
どの素材も味のある素材として根強い人気があります。
漆喰(しっくい)によるメリット・デメリット
漆喰は、消石灰という、石灰石を原料とする物質でできた素材です。
主に壁に塗る塗料として使われます。
漆喰(しっくい)のメリット
漆喰は、空気中の二酸化炭素を少しずつ吸収し、ゆっくりと固まるという特徴を持っています。
そのため、漆喰を塗った壁は「呼吸する壁」とも呼ばれています。
徐々に年月を重ねて固まっていくため、部屋に味が出て住めば住むほど愛着が湧くのも漆喰の魅力。
漆喰の壁は調湿機能も備えているため、夏の湿度や冬の乾燥を防いでくれます。
また、漆喰は燃えない素材のため、防火対策の効果もあります。
さらに、漆喰を塗った壁は徐々に時間をかけて硬くなるので時間が経っても劣化しにくく、塗りたての頃と見た目はほとんど変わりません。
漆喰(しっくい)のデメリット
漆喰で壁を塗る際には、「養生、下塗り、仕上げ」のように工程がいくつかあります。
そのため、一般に使われるビニールクロスを使うよりも工期が長くなります。
それに伴い工費も割高になる場合が多いです。
また、ひび割れしやすい傾向にあります。
珪藻土(けいそうど)によるメリット・デメリット
珪藻とはプランクトンのことで、珪藻土はその化石を原料とした土です。壁用の塗料として使われます。
珪藻土(けいそうど)のメリット
珪藻土は、非常に優れた湿度調節機能を持ちます。
珪藻土自体が湿気を吸収したり放出したりすることで、部屋内の臭いを吸収し、脱臭、消臭の効果があるというのも大きなメリット。
夏の湿気が多い時期、冬の乾燥が気になる時期でも、ダニやウィルス、カビなどが発生しづらい環境を作ってくれます。
珪藻土は漆喰と同様に防火性にも優れています。
それに加え珪藻土の内部には小さな穴が開いており、音も吸収します。
そのため、室内の音が外に漏れにくいというのも珪藻土の魅力です。
また、空気中のニオイを吸着する効果もあるので、ペットの匂いが気になる家庭にもおすすめです。
珪藻土(けいそうど)のデメリット
珪藻土は漆喰と同様に、乾燥するとひび割れする可能性があります。
また、珪藻土は自ら固まることができないため、上から固化材を塗る必要があります。
そのため施工に時間がかかり、工費も割高です。
天然リノリウムによるメリット・デメリット
天然リノリウムは亜麻仁油、コルク粉、松樹脂、石灰岩などが原料の素材です。
主に床材として使われています。
天然リノリウムのメリット
天然リノリウムは燃えにくい素材です。
また、原料の亜麻仁油には抗菌作用があり、万が一燃えても有害物質が発生しません。
耐久性にも優れているため傷がつきにくく、キャスター付きのテーブルなど使っても安心です。
さらに静電気が発生しないため、ほこりが舞いにくく、掃除の手間が省けます。
さらに天然リノリウムは滑りにくいという特徴もあります。
子ども部屋やキッチン、脱衣所など、滑ると危険な場所にぴったりの素材です。
天然リノリウムのデメリット
施工直後に天然リノリウム特有の油っぽいにおいが生じます。
また、合成素材のビニール製リノリウムに比べ値段が割高です。
天然リノリウムはアルカリ性に弱いため、掃除には中性の洗剤を使う必要があるという点には注意が必要です。
無垢材によるメリット・デメリット
無垢材は原木を使いやすい大きさにした天然の木材です。
床、家具に使われます。
無垢材のメリット
無垢材を使った木の家は、肌触りが良く、時間が経つにつれて飴色に変化して味が出るなど美しくなっていきます。
断熱・保温効果があるため年間を通して快適に過ごすことができます。
それだけではなく、木は湿度調節にも優れており湿気や乾燥を防止する役割も。
また、木に含まれる精油にはダニやカビの発生を抑える役割があり、空気を清潔に保つことができます。
無垢材の木特有の香りにはリラックス効果があるというのも魅力の一つです。
無垢材のデメリット
天然の木材は、乾燥することで変形、変色することがあります。
そのため、無垢材を使用する前は必ず、十分に乾燥させる必要があります。
また、天然なので色のばらつきがあることも覚えておきましょう。
ナチュリエで扱っている無垢材については、こちらでも紹介しています!
「「ナチュリエオリジナル無垢材」ってどんなもの? どういう人に向いている?」
自然素材の家と従来の家を比較
ここでは、自然素材の家と従来の家の違いについて詳しく解説します。
住み心地
従来の家に比べ、土を使った壁や木の床など自然素材の家は、住み心地が違うという意見が多いです。
自然素材の家は部屋の温度・湿度を調節し、においを吸収する効果があるため、季節問わず過ごしやすいのがメリット。
例えば、部屋干ししても洗濯物のジメッとしたにおいや料理した後のにおいも部屋に残りにくいです。
メンテナンス
自然素材の家はメンテナンスが大変というイメージがありますが、実はそうではありません。
従来の家にそれぞれ合ったメンテナンス方法があるのと同様に、自然素材の家はそれにふさわしいメンテナンス方法があります。
年月を重ねると従来の家はリフォームが必要ですが、自然素材の家は長持ちします。
例えば漆喰の壁は、一度塗ってしまえば一般的な壁の10倍も長持ち!
日々のメンテナンスは必要ですが、大きなメンテナンスはあまり必要ないのも自然素材の家の魅力です。
コスト
自然素材の家は、従来の家に比べて高くなる傾向があります。
標準仕様ではなく、オプションとして追加料金が発生することが多いためです。
ただし注文住宅であれば、自然素材にかかわらず、どんなレベルを希望するかで工費に大きく差があります。
自然素材の家は素材は従来の家に比べると割高ですが、オプションはすべて自分で選べるので、工夫すれば安く済む可能性があります。
メンテナンス面でも述べましたが、漆喰の壁などはほとんどリフォームの必要がありません。
初期費用は従来の住宅に比べて高くなってしまうものの、維持費は自然素材の家の方がかからずに済むこともあります。
自然素材には既製品には無い価値があることに加え維持費を考慮すれば、決して高い買い物ではないかもしれませんね!
自然素材の家のメリット・デメリットを参考に!理想の注文住宅を
代表的な自然素材を4つ挙げ、それぞれについての概要、メリット・デメリットを解説しました。
それぞれ一長一短あるものの、素材そのものの特徴を生かして楽しめるのも自然素材の家ならではの魅力ですよね!
また、自然素材の家と一般的な家の違いについても触れました。
初期投資は一般的な家よりも多くかかってしうことが多いですが、それに相応しい住みごごちを手に入れられるのが自然素材の家。
メンテナンスも意外に楽、というのもありがたいポイントですね!
現在自然素材の家に興味があっても「何から調べれば良いのか…」と迷っている方は、専門の業者に相談するのがおすすめです。
「ナチュリエ」は、自然素材を大切にしており、例えば無垢材や木のオリジナルのキッチンも標準仕様です。
つくる前も、つくる時も、つくってからも、お客さま一人ひとりに合わせたサポートをいたします。
興味のある方は、イベントに参加したり、実際にナチュリエの家を見学して素材を体感してみてはいかがでしょうか。
注文住宅を自然素材の家にしたいと考え始めたら、まずはナチュリエに資料請求・お問い合わせくださいね♪