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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
毎月必ずかかる光熱費は、節約したいものです。
日々少しずつでも節約できると、1年間で大きな金額になりますよ。
今回は光熱費(電気代・ガス代・水道代)の相場や節約方法を具体的にご紹介します。
少しでも光熱費を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
光熱費の節約は無理のない範囲で!相場はどれくらい?
光熱費とは、生活をする上で必要なエネルギー(電気・ガス・上下水道など)を使用することによってかかる費用のことです。
光熱費は「人数」「季節」「地域」などによって変動し、家庭ごとに大きく異なります。
家族の人数や季節、地域によって光熱費の相場がどれくらい変わるのか見ていきましょう。
家族の人数によって異なる光熱費
光熱費は家族の人数により、費用が異なります。
2022年の総務省の統計によると、一人暮らし(単身者)の1カ月平均光熱費が1万3,098円、二人以上の世帯は2万4,524円と発表されています。
世帯の光熱費は、必ずしも単身者の光熱費×人数になるわけではなく、照明や暖房などを共有することで一人当たりのコストが減る場合もあります。
季節によって異なる光熱費
光熱費は季節によって、使用するエネルギーや費用が異なります。
電気やガスは、室内と室外の温度差が1年で一番大きい冬に多くかかる傾向があります。
春や秋は冷暖房の使用回数が減るため、光熱費は抑えられます。
夏は、シャワーや洗濯の回数が増え、家庭菜園への水やりや子どもの水遊びなどの水の利用が増える傾向もあるので、水道代が最もかかる季節でもあります。
地域によって異なる光熱費
住んでいる地域によっても光熱費は異なります。
電気やガスは業者ごとに設定金額が異なりますが、水道代は自治体により設定金額の差が目立ちます。
水道事業は各市区町村が運営し、立地や水資源の豊富さ、財政事情などで費用が左右されるためです。
光熱費については、こちらでも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
光熱費平均って?家族構成・季節・地域別の平均光熱費を徹底解説!
【光熱費の節約】電気代の節約方法
家のいたるところで使われている電気。
電気を使う家電が多いからこそ、少しずつ節約すれば大きな効果が期待できます!
まずは電気代の節約術をご紹介します。
家電の使い方を工夫して節電する
節約につながりやすい家電と節電方法をご紹介します。
1)冷蔵庫
冷蔵庫は庫内の温度を下げるときに電気を消費するので、扉の開閉時間を減らしましょう。
庫内を整理整頓すると食品を取り出す時間を短縮できますよ。
冷蔵庫は放電しやすいように風通しの良い場所に設置し、設定温度を季節ごとに調節することも節電につながります。
2)食洗機
食洗機は節水機能に優れていますが、節電もできます。
契約している電気プランによっては、使う時間帯によって電気代が異なることも。
その場合は一番安い時間帯に食洗機を使用するようにしましょう。
節水・節電を同時に行うことができます。
3)LEDライトの使用
LEDライトは従来の電球(蛍光灯や白熱灯)よりも電気代を大幅にカットしてくれます。
家の中にはたくさんの照明があります。
家の照明をLEDライトに替え、こまめに消すことが節電につながるでしょう。
4)トイレ
トイレの明るさは40W以下で十分だといわれています。
必要以上に明るい照明は電気料金もかかるため、LEDライトを使用するなどで節電対策をしましょう。
便座の暖房機能は必要なければ切り、使用する時期は暖気が逃げないように蓋を閉めるのがおすすめです。
5)エアコン
エアコンは温度設定を夏28℃、冬20℃を目安にし、同時に扇風機などで空気を循環させ冷暖房効果を高めます。
こまめなフィルターのお掃除も電気代を節約するコツです。
室外機は、熱を部屋の外へ捨てる際に多くの電気を使うので、直射日光に当たらない日陰に設置し、吹き出し口をふさがないようにすだれなどを立てかけると良いでしょう。
6)洗濯機
洗濯機は種類によって電気代が大きく変わります。
一般的に縦型式の洗濯機は電気代がかかりますが汚れ落ちは良く、ドラム式は電気代が安くなりますが汚れは落ちにくい傾向にあります。
家庭ごとにどこに重点を置くか考えて洗濯機を選びましょう。
洗濯機の乾燥機能は電力がかかるので、空気が乾燥している季節など洗濯物がよく乾く季節には乾燥機能を使用しないことで、節電につながりますよ。
7)テレビ
つけっぱなしは避け、見ていないときは電源を切りましょう。
「省エネモード」機能を設定すると節電になります。
電源を入れ画面がつく時間を短縮する「高速起動モード」は、電気を多く使用するので、必要なければ切りましょう。
主電源は、予約録画機能などが必要ない場合には切っておくとさらに節電できます。
8)アイロン
アイロンの消費電力は1,200W前後と大きく使用時間も長いことが多いので、電気代がかかりやすい家電です。
アイロンを使う場合は、電気代の安い時間帯があるなら、その時間帯に使用するようにしましょう。
9)炊飯器
炊飯器はタイマーをかけ、料金プランで設定された電気代の安い時間帯に炊くと、電気代を抑えられます。
また、保温機能は電気を使用し続けるので、ご飯が炊けたら小分けにして冷凍保存すると節電につながります。
10)ドライヤー・電子レンジ・掃除機などの小さな家電
小型家電の多くは年間1,000〜2,000円くらい、電力料金がかかります。
電気使用量は多くありませんが、小さな積み重ねが節約の基本。
使用する電気料金プランによっては、時間帯によって電気代が高額になることもあるので注意しましょう。
近年、電気使用量を抑える家電も多く出ています。
光熱費の見直しのためにも、古い家電の買い替えや、料金プランの見直しをすると、より節電ができるでしょう。
待機電力をなくす
電源が切れた家電をコンセントに差したままにすると、待機電力として少量の電力が消費されます。
待機電力の多い家電には時計機能のある録画機やエアコン、充電器などがあります。
長時間使用しないコンセントを抜き、待機電力をなくしましょう。
電源スイッチつきのタップを使用すると、スイッチを切り替えるだけで待機電力の調節が簡単にでき、コンセントを抜く手間が省けて便利です。
家電を新しいものに買い替える
最近の家電は、10年前の製品と比べると消費電力量が少なくなっています。
中には消費電力量を1/3〜1/2も省エネできる製品も。
家電によっては、電気代が年間1万円以上節約できる場合もあるようです。
古い冷蔵庫やエアコンなどは消費電力も多いので、節約のために買い替えるのもおすすめです。
料金プランを変更する
家庭に合わない電気料金プランを利用すると、電気料金が高くつくことがあります。
プランの見直し・変更をすると節電につながりやすくなるでしょう。
電気の自由化により、さまざまな電力会社から消費者が生活に合わせて自由に電気を買えるようになりました。
「共通ポイント加算プラン」「お得なプラン」などを用意している電力会社もあります。
ガス会社や携帯電話会社も電気のサービスを開始していますので、電気も一緒にするとお得に利用できるかもしれませんよ!
【光熱費の節約】ガス代の節約方法
暖房やお風呂、キッチンでも必要なガス。
季節によって大きく費用に差が出ることもありますよね。
そんなガス代を節約する方法をご紹介します。
都市ガスの物件を選ぶ
これから引越し、家を建てるという予定のある方は、都市ガスを選ぶのがおすすめ。
現在国内では都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類が供給されています。
都市ガスは、主成分がメタンである液化天然ガスで、道路の下のガス管から各家庭に配給されます。
費用は安く急な値上がりなどはなく、料金の地域差も少ないのが特徴です。
プロパンガスは、主成分がプロパン・ブタンの液化石油ガスで、火力が強いのが特徴です。
料金は業者ごとに異なり、ボンベの配達や交換などもあるので高くなる傾向があります。
ガス周りの掃除
キッチンでガスコンロを使用すると、油汚れや焦げ、ホコリなどがガスバーナーの穴に入り込み詰まることがあります。
ガスバーナーの穴が詰まると火力が弱くなり、熱効率も低下し、ガスを多く使用することになるので、こまめにガスコンロ周りを掃除して、ガス料金を節約しましょう。
キッチンの油汚れは時間が経つと落ちにくくなるので、使用後にまめに掃除をすることがおすすめです。
断熱材を使ってみる
床暖房の多くはガスを使用し、室内を暖めますので、室内の暖気を逃がさないために断熱材を使用するというのもガスの節約術の一つ。
窓に貼りつける断熱シートや断熱カーテンは、値段も手頃なものが多く、透明度の高い断熱フィルムもあり、取り付け方法も簡単です。
窓に何も貼りたくない方は、ボードタイプの断熱材を窓の下に立てかけると良いでしょう。
料金プランを変更してみる
各ガス会社からさまざまなプランが提案されています。
例えば、床暖房を使用する冬に特別料金が適用されるプランや、ガス温水浴室暖房乾燥機と潜熱回収型給湯器を使用すると適用されるセット割などです。
電気とセットで契約すると割り引きになるプランもあるので、各家庭に合うプランを探してみましょう。
電力自由化と同様に消費者が比較して選ぶことができるので、家庭にあったプランやサービス内容を提供しているガス会社を選んでみてくださいね。
【光熱費の節約】水道代の節約方法
毎日使うトイレやお風呂。
毎日使うものだからこそ、節水を意識して費用を抑えましょう!
水道代を節約できる方法を紹介します。
トイレの水量を使い分ける
一番簡単なトイレの節水は、水量を使い分けることです。
日常的に「大」で流す家族が、「小」を取り入れるだけで年間の水道代が大幅に下がります。
「小」は「大」よりも1〜2L少なく水を使用するので、水量を使い分けることで節水ができます。
使用中の音が気になり水を流す方もいますが、水音を流すグッズを取り入れるのも節水につながるでしょう。
また、数千円で購入できる節水グッズを取り入れるのも効果があります。
お風呂の入り方を工夫してみる
すぐにできるお風呂の節水は、家族と一緒に入浴することです。
浴槽のお湯を上まで入れず腹部あたりまで貯めて家族数人で入ると、水かさが増えます。
一人暮らしの場合には、水を入れた2Lのペットボトルを複数、浴槽に投入することで水かさが増えて節水になります。
シャワーは毎分10L以上の水が流れるので、髪を洗っている間など使用しないときは止めましょう。
湯船のお湯を使って体や髪を流すのも節約につながりますよ!
節水シャワーヘッドは少ない水でも水圧を変えず、簡単に節水できるのでおすすめです。
洗濯機の使い方を見直す
洗濯機の設定を使い分けると節水につながります。
汚れが少ない洗濯物は、「節約モード」などを使用するとすすぎが1回になるので利用してみましょう。
「洗い」の際にお風呂の残り湯を再利用するのもおすすめです。
残り湯が温かい場合は汚れ落ちも良く一石二鳥となります。
少ない洗濯物はある程度まとまってから洗い、洗濯機を使う回数を減らすと節水・節電に繋がります。
しかし、回数を減らす為に無理に洗濯物を詰め込むと洗濯機が回らず、水量も余分にかかるので洗濯物は70%程度に抑えましょう。
キッチン周りの節水
食器洗いは、洗い桶でため洗いをすると水量を約5〜6分の1に抑えられます。
水を流す際には、節水コマを蛇口に付けると空気の泡を水に混ぜるので、少ない水量でもしっかり洗い流せます。
油汚れのひどいものは一度ふき取るなど、少ない水量でも洗える工夫をしましょう。
同時に泡切れの良い洗剤を使用することで、少しのすすぎで済みます。
食洗機は洗う手間が省けるだけでなく、手で洗うよりも約5分の1まで水量を減らせます。
水量は減りますが高温のお湯で食器類を丁寧に洗浄するため、食洗機は少ない水でもしっかり汚れを落とします。
まとめ
●光熱費は毎月固定でかかってしまうもの。
家族の人数や季節、地域ごとの相場を知って、無理のない範囲で節約しましょう。
●光熱費を節約するには、「コンセントをこまめに抜く」「キッチンのガス周りを掃除する」「トイレの流す水量を使い分ける」など、まずは簡単なことから始めてみましょう。
余裕があれば効果の出やすい「ガスや電気の料金プランを見直す」「古い家電を節電・節水できる家電に買い替える」などと合わせて年間の光熱費を抑えるのも良いのではないでしょうか。
自然素材の家や木の家を手がけるハウスメーカー「ナチュリエ」では、自然素材の注文住宅を数多く手がけています。
ナチュリエがどんな家づくりをしているか、施工事例をご紹介しておりますので、参考にしてみてくださいね。
光熱費が節約できる家にしたい!など、みなさまのご要望に合ったお家づくりを提案します。
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ぜひお気軽にナチュリエにご相談くださいね!