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無垢材の床の色の変化を楽しもう!木材ごとの違いやお手入れ方法を紹介

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無垢材の床の色の変化を楽しもう!木材ごとの違いやお手入れ方法を紹介

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目次

こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

無垢材を使用した床は、あたたかみがありナチュラルな雰囲気が人気です。

しかし無垢材は経年により色の変化を見せることをご存知ですか?
今回は、無垢材の色がどのように変化していくのか、木材によって色の変化の違いがあるのか、といった無垢材の特徴をご紹介します。

美しく経年変化を楽しむためのお手入れ方法もお伝えしますので、無垢材の床の変化について気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

無垢材の色の変化とは?経年による魅力

天然素材である無垢材は、フローリングだけでなくテーブルなどの素材としても使用され、木独特のあたたかみや香りが感じられることが特徴です。

また、無垢材が見せる経年による色の変化は、無垢材最大の特徴であり魅力といえるでしょう。

無垢材の経年による変化について、どのような理由で色が変化していくのか、どのような変化を見せるのか、詳しくお話ししていきます。

無垢材の色が変化していく原因

無垢材の色が変化していく最も大きな原因は、光です。

木材には「リグニン」という成分が含まれており、このリグニンは光を吸収・分解する性質を持っており、これによって無垢材の色が変化していきます。

色が変わるという現象には、明るくなる・暗くなるというトーンの変化もありますが、これは化学反応による変化であり、質が悪くなっているわけではなく、「経年劣化」とは異なります。

時間が経過するほどに色合いが変化して魅力が増すため、「経年美化」という表現を用いる方が当てはまりますね!

どのような経年変化があるのか

経年による色の変化には、さまざまなものがあります。

黄色味が増すもの、木目の色の濃淡がなくなっていくもの、琥珀色になるものなど。
または、お話ししたように色が明るくなるもの、反対に色が濃くなる・コントラストがはっきりするものもあります。

木材の種類によってさまざまな変化を見せてくれることが、無垢材の魅力です。
色の経年変化の違いが木材によって違うことで、無垢材を選ぶ楽しみにもつながりますね。

色以外に変化することはある?

色の変化以外に、経年美化としてあげられる変化は光沢です。

木材によっては木材そのものの油分などによって表面にツヤが出て、経年変化でしか見られない光沢が見られることもあります。

また、天然素材は、外部からの刺激に影響を受けやすい素材です。

例えば、風化もその一つ。
室内ではあまり見られない変化かもしれませんが、ベランダやテラスなどの床に無垢材を使用すると、雨風により表面の繊維がはがれてリグニンが流され、グレーがかった色合いになります。

これは、経年美化というよりも劣化に近い変化といえます。

他にも、鉄材や酸性の強いもの、アルカリ性の強いものなどが触れることによって、その部分のみ変色が生じる場合も。
これらの変化は、適切なケアをして気を付けることで防ぐ必要があります。


無垢材は木材によっても色の変化が異なる!


先ほどもご紹介したように、無垢材は木材によって色の変化の仕方が変わります。

色の変化は、大きく分けて色の深みが増すもの、色が明るくなるもの、色味が変わるものの3種類です。
それぞれの変化を見せる木材をご紹介します。

色の深みが増す木材

経年により色が濃くなり深みが増す木材には、ヒノキやメープル、パインやオークなどがあります。

香りの良さからも人気のあるヒノキは、白っぽい色から飴色へ。
そのほかメープルやパイン材も同様、飴色になっていくことが特徴です。
いずれも、色が変化するにつれ表面にツヤが出てきます。

オーク材は、黄色味が増して色が濃くなっていくほか、木目の色のコントラストが強くなることが特徴です。

色が明るくなる木材

経年により色が明るくなる木材には、ウォールナットやローズウッド、チークなどがあります。

テーブルなどの家具や楽器の素材としても使用されるウォールナットは、黒っぽい色味から次第に赤っぽい茶色に明るくなっていくことが特徴です。

ローズウッドもまた、黒っぽい色味から茶色に変化する木材。
チークは木目のスジ部分が次第に明るくなっていって模様が薄くなり、木目が馴染んでいきます。

いずれも明るい色味になりつつ、退色とは違った風合いが出ることが魅力です。

色味が変わる木材

色の濃淡よりも、色味が変わることが特徴の木材には、チェリー(アメリカンブラックチェリー)やパープルハートなどがあります。

チェリーは元々の色には赤みがありますが、次第に赤みが無くなり少し黄色っぽい自然な木材の色へと変化します。

パープルハートはその名の通り濃い紫色の木材ですが、経年により次第にワインレッドへと変化していくことが特徴です。

無垢材をより美しく経年させるためには?


無垢材は経年により美しく色味が変化することが魅力ですが、扱いによっては劣化してしまったり、うまく経年変化を見せてくれなかったりすることも。

無垢材をより美しく経年させるためには、どのようなことに注意が必要なのでしょうか。

基本の掃除は乾拭きで

無垢材は表面加工がほどこされているものの、水を吸いやすい材質です。

そのため、基本のお掃除はモップや雑巾で水拭きするのではなく、乾拭きが良いでしょう。

汚れた部分などは、中性洗剤を使って優しく拭き取り、全体的な汚れが気になる場合はかたく絞った雑巾でさっと全体を拭くことをおすすめします。

床に置いているものの位置をこまめに変える

無垢材は、光によって色の経年変化を見せる素材なので、物が置いてある部分とそうでない部分で色に違いが出てくることも。

もし、床全体の美しい経年変化を楽しみたい場合は、鉢植えやラックなど、床に置いてあるものの位置をこまめに変えることをおすすめします。

部分的な汚れは削って対処

ペンなどで無垢材の床が汚れてしまった場合は、薬剤などで落とすのではなくサンドペーパーで軽く削ってしまうという対処法があります。

削りすぎには注意ですが、サンドペーパーは表面的な汚れを落としたい場合におすすめの方法です。

また、物を置いていたことにより無垢材の色の変化に大きな違いが出てしまった場合、対処をするのに役立つのもサンドペーパーです。
サンドペーパーで色の変化の境目をぼかすように削り、仕上げに塗料やワックスを塗ることで違いを分かりづらくすることが可能です。

定期的なワックスがけ

年に1〜2回の頻度でワックスがけをするのもおすすめです。

無垢材のフローリングは表面に汚れが定着してしまわないよう、ワックスなどで表面加工がしてあることがほとんどですが、使用するにつれ、すり減っていきます。
そのため、定期的にワックスがけをして表面をコーティングすることにより、美しい経年変化を楽しめます。

ただ、無垢フローリングの場合はワックスがけをしなくても生活の中で人の足裏から出た皮脂がオイル代わりとなり、ベタつくこともなく味のあるツヤ感を生み出してくれます。
手を加えずに変化を楽しむのも良いでしょう。

フローリングや家具で使用される無垢材の特徴やお手入れ方法は、こちらのコラムもぜひ参考にしてみてくださいね!
無垢材を使った木の家のお手入れ・メンテナンスとは?経年変化も楽もう
無垢フローリングとは?種類やお手入れ方法、施工事例もご紹介!

まとめ

●無垢材は経年により色が変化していくことが魅力で、色の変化は主に、木の「リグニン」という物質が光に反応することにより起こり、その変化には木材によってさまざまなものがあります。

●色合いの変化の他、経年劣化で見られるのは表面の光沢ですが、他にも風化や汚染などの変化もあるため注意が必要です。

●木材によって色の変化は異なり、ヒノキやメープル・パインやオークといった色が濃く深みが増すもの、ウォールナットやローズウッド・チークなどの色味が明るくなるもの、チェリー(アメリカンブラックチェリー)やパープルハートなどの色味そのものが変化するものがあります。

●無垢材をより美しく変化させるためには、基本の掃除は乾拭きにすること、床に置いている物の位置をこまめに変えること、表面の汚れや色の変化の違いはサンドペーパーで削ることなどがあります。

自然素材の家を扱うハウスメーカー、ナチュリエは無垢材の床が似合う木の家をご提案しています。
家づくりに関するアドバイスやご提案をしていますので、ぜひお気軽にご相談ください!



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