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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
無垢材など天然の木材をふんだんに使用した「木の家」。
無垢材を使った住宅は、自然の風合いと香りに癒されるだけではなく、暖かいという特徴もあるんです。
とはいえ、木の家といっても古い木造住宅を想像すると「すきま風で寒いのでは?」と思う方もいます。
今回は、木の家の魅力についてご紹介。
無垢材など天然の木材を使った木の家が暖かい理由や、寒いと思われてしまう理由、そのほか木の家ならではのメリットについてご紹介します!
木の家は「暖かい」「寒い」どっち?
「木の家って暖かい?寒い?」と悩んでいる方!
無垢材をはじめとする木材は優れた断熱性と温度調節機能を持っているので、結論「木の家は暖かい」と考えて良いです。
天然の木材には、根から吸い上げた水や光合成した有機物を循環させる管があり、床材にするために乾燥させるとその管が空洞になり、空気の層になります。
その空気の層が熱を遮断してくれるため、無垢材をはじめとする天然の木材は断熱性が高い素材なのです。
合板やコンクリート、金属などと比較しても熱伝導性が低く、外気の影響を受けにくいという特徴もあります。
真夏の炎天下に置かれたコンクリートや金属、木材を想像してみてください。
コンクリートや金属は太陽の熱で熱くなっていても、木材はそんなに熱を帯びてはいないはず。
外気の影響を受けにくい木の家は、夏は涼しく冬は暖かい快適な室温を保つことができるのです。
「木の家は寒い」と言われてしまう原因の多くは、古い木造住宅のすきま風ではないでしょうか?
大きな窓がある、サッシに隙間ができているという場合、冷気やすきま風を遮断できずに寒くなることがあります。
寒いと感じたことがあったとしても「木の家」だから、という理由ではないことがほとんどです。
木の家は暖かいほかにもメリットや魅力がたくさん!
暖かさ以外にも、木の家ならではのこんな魅力やメリットがあります!
調湿機能で室内の湿度を快適に保つ
無垢材など天然の木材は、湿度が高いときには空気中の湿気を吸い込み、乾燥しているときには湿気を放出する調湿機能を持っています。
そのため、木の家ではいつも湿度を保って快適に過ごせるんです。
湿気を抑えてカビや結露を防いだり、過乾燥になりがちな冬の室内も快適になります!
自然の風合いや香りで癒される
自然素材ならではの風合いや香りは、木の家だからこそ味わえる魅力。
木から発する「フィトンチッド」という香り成分は、消臭・防虫・抗菌作用とともに、脈拍を落ち着けてストレスホルモンを低下させる、リラックス効果があるといわれています。
やわらかな肌触りや優しい木目なども、暖かみがあって落ち着けます。
デザインの自由度が高い
間取りなどデザイン面で自由度が高いのもメリット。
基礎、土台、柱、梁の構造体が法律の基準を満たしていれば、他は自由に設計可能です。
無垢材に限らず木材全般に言えることですが、木は加工がしやすいため、将来的な増改築やリフォームもしやすく、自分好みの家づくりをしたい方におすすめです。
軽くて扱いやすいのでコストを抑えられる
こちらも無垢材に限らず木材全般のお話になりますが、鉄骨や鉄筋コンクリートなどの材質と比べ、木材は軽くて扱いやすいこともメリット。
鉄に必要な耐火処理や防サビ加工も不要で、下処理や加工、工事での手間が少ないのでコストダウンにつながります。
それでいて、正しく手入れをすれば長く住める、強度のある丈夫な家を建てることができますよ。
無垢材ならではの暖かみのある木の家に住みたいとお考えの方は、ぜひ自然素材の家を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
自然素材の家のメリット・デメリットについては「自然素材の家のメリット・デメリットとは?木の家でつくる注文住宅」でも詳しくお話しておりますので、こちらも参考にしてみてくださいね。
木の家で寒くならないための対策も知っておこう
無垢材を使った木の家は断熱性が高くて暖かいですが、「そうはいっても冬の寒さが心配」という方もいらっしゃいますよね。
木の家で寒さを感じず快適に過ごすためには、断熱性を高める工夫が大切!
窓から入ってくる冷気の影響が大きいので、断熱性の高い樹脂や木材のサッシを使い、ペアガラスや内窓を設置して冷気をシャットアウトしましょう。
よく使われているアルミサッシは、断熱性が非常に低いので注意してください。
壁や床に使う断熱材も、いろいろな種類があるので、ぜひ最新商品をチェックしてみてくださいね。
冷気は下に降りてくる性質があるため、1階には床暖房を入れて足元からじんわり温めるのも効果的です。
また、家を建てたあとから冷気対策をする場合は、以下のような方法がありますよ。
・断熱性の高いカーテンや断熱シートを取り付ける
・床にラグやマットを敷いて床からの冷気を遮断(ラグの下に断熱シートを敷くとさらに良い)
・窓の下に、窓下専用のヒーターをつける
・暖房とサーキュレーターを併用し、暖かい空気を循環させる
まとめ
●無垢材など天然の素材を使った木の家は暖かい! 木材は高い断熱性と温度調節機能を持ち、室内の温度を快適に保ってくれます。「昔の木の家は寒かった」という印象は、材質ではなくすきま風や窓から入った冷気が原因であることが多いです。
●木の家は暖かいほかにも、調湿性が高く湿度をコントロールする、軽くて加工しやすいのでコストを抑えられる、自然の風合いや香りで癒されるといったメリットがあります。
●暖かい木の家でもさらに寒さ対策をしたい場合は、断熱性を高める工夫を。断熱材はもちろん、窓や床からの冷気を遮断することが大切です。暖房とサーキュレータの併用し、暖かい空気を循環させるのも効果的です。
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