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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
玄関アプローチは道行く人が目にする部分なので、センス良く仕上げたいですよね。
「でも外構工事って結構なお金がかかるんじゃ…」と心配になってしまう方も多いはず。
そんなときは、玄関アプローチをDIYしてみましょう!
今回は玄関アプローチはどんなDIYができるのか、DIYする上でチェックしておきたいポイントを解説します。
玄関アプローチはどんなDIYができる?使われる素材別にご紹介!
玄関アプローチとは、敷地の入口や門扉から玄関までの小道のことで、公共の道路とプライベート空間をつなぐ役割があります。
地面にさまざまな材料を敷いて通路を作ったり、木や柵で立体的に目隠しを作ったりなど、玄関アプローチの作り方はさまざまです。
自分でどんなDIYができるのか、よく使われる素材ごとにDIY例や価格の目安をご紹介していきます。
レンガを使ったDIY
レンガは形が均一で使いやすいため、エクステリアのDIYでよく用いられる素材です。
色ムラのあるオーストラリアレンガや、イギリスのアンティークレンガなど、洋風な住宅や庭にマッチします。
道に使う場合は、敷きレンガを用います。
レンガを均一に敷き詰めていく「ストレッチャーボンド」や、縦のレンガ・横のレンガを2枚という順番で交互に並べて市松模様にする「バスケットウィーブ」など、並べ方の種類も多く、デザインを考えるのも楽しいでしょう。
また、道だけでなくブロックレンガを積んでレンガ柱やフェンスを作る方も多いです。
モルタル壁にレンガをランダムに入れ込むのも、アクセントになって素敵ですよ。
レンガは焼き物ですので半永久的な耐久性がありますが、薄いものは割れやすいので避けた方が良いでしょう。
価格は、ホームセンターで1つあたり100円前後となっています。
敷石を使ったDIY
敷石は、地面に敷くために平らに加工された自然石です。
御影石や石英岩、石灰岩がよく使われ、和風のデザインによく合います。
敷石の形は方形のものや、形がランダムな乱形のものがあり、方形を規則正しく並べる方法であれば少し難しいかもしれません。
乱張りの場合は、ディスクグラインダーで切断して目地幅を均等にすると仕上がりがきれいですが、多少の差があっても味わいになるためDIYはしやすいでしょう。
すきまに小石や花、芝を敷くのも良いアクセントになります。
耐久性は半永久的ですが、上手に敷くのに少し技術が必要なため、どちらかというとDIYが得意な方におすすめの素材です。
ホームセンターや通販サイトで、1平米あたり5,000円〜7,000円程度で販売されています。
インターロッキングを使ったDIY
インターロッキングはコンクリートで作られたブロックのこと。
コンクリートよりも滑りにくく、長方形、正方形、六角形、八角形、波型などさまざまな色や形があるのが特徴です。
目地に砂を使用するため、雨水がたまりにくいという点も人気のポイントです。
ただし、下地をしっかり仕上げないとつまづきやすくなるため、施工の際は気をつける必要があるでしょう。
コンクリートと違い、ブロックを並べて敷くので、もし割れた場合でも部分的に取り替えて補修することが可能です。
ホームセンターで、1つあたり100円前後で売られています。
コンクリート・モルタルを使ったDIY
耐久性が高く人気のある、コンクリートやモルタル。
セメントを購入して、砂や砂利、水を混ぜ合わせてコンクリートやモルタルを作ります。
コンクリートやモルタルを流し込む場所の周りに木枠を作り、ワイヤーメッシュという強度を高めるためのワイヤーを入れて流し込みます。
流し込んだら、左官コテで表面をきれいにならして完成です。
下地作りや準備に手間がかかるのと、配合の分量に気をつける必要はありますが、強度が高い・モダンなデザインになるなどのメリットがあります。
セメントは1袋400~600円で売られています。
ワイヤーメッシュや左官コテも合わせて購入しましょう。
砂利を使ったDIY
エクステリアで使われる砂利は、化粧砂利と呼ばれるものです。
防草シートを敷いてから砂利を敷き詰めれば、雑草が生えにくくなります。
歩くと音が鳴るので防犯対策の効果もあります。
DIYで使う際は、運搬や作業中に重くて運ぶのが大変という面はありますが、敷き詰めるだけなので1番簡単なDIY方法といえるでしょう。
価格は、人気の高いガーデンストーンだと1袋500円前後です。
枕木を使ったDIY
枕木はもともと鉄道のレールの下に敷く角材でしたが、今はナチュラルなテイストが注目され、玄関アプローチにも使われています。
横向きに一枚おきに均等に並べたり、縦にしてレンガのように並べたり、間にレンガやバークチップを挟むのもナチュラルな雰囲気で素敵です。
立ててフェンスにして使うのもおしゃれでしょう。
木の質感が楽しめますが、経年劣化する点には注意が必要です。
以前は有害なクレオソート油で防腐加工がされていましたが、現在は禁止されているため、加圧注入処理という方法で防腐処理されています。
しかし、ホームセンターで販売されている枕木は屋外で使用できる基準を満たしていないことが多く、腐ったり白アリが発生したりしてしまう可能性があるので、避けた方が無難です。
鉄道で使われていた払い下げなどの中古品は、2mほどで4,000〜8,000円程度で販売されています。
コンクリート枕木を使ったDIY
コンクリート枕木は、コンクリート製の本物そっくりの疑似枕木です。
木製枕木と違い、好きなサイズにカットすることはできませんが、腐ることがないのが利点です。
衝撃に弱く、割れたり欠けたりすることがある点は注意が必要です。
販売店によりサイズはまちまちですが、1m程度で5,000~7,000円ほどで売られています。
このほか、コンクリートやモルタルが固まらないうちに水で表面を洗い流し、中に入れた石や砂利を露出させる「洗い出し」という方法もあります。
ガラスやビー玉、貝殻などでアクセントをつけるのもおしゃれですが、かなりの技術を要するため、DIYに慣れていないと難しいかもしれません。
玄関アプローチをDIYするポイント!
玄関アプローチをDIYする上で、チェックしておきたいポイントを3つご紹介します。
DIYの目的を考えてからデザインを考える
いきなりデザインを考えていくよりも、まずは事前に玄関アプローチをDIYする目的を確認しておきましょう。
例えば、「小さい子どもでも歩きやすいアプローチにしたい」なら平坦な敷石を使うデザインに、「家族でBBQを楽しみたい」なら高さのあるフェンスを作るなど、具体的な目的があればイメージがしやすくなります。
奥行きを出したデザインにする
ただまっすぐに伸びた道を作るよりも、カーブをつけたり、S字にしてみたり、少しずらしてジグザグに配置してみたりなど、変化をつけると奥行きが出て個性が出ます。
道の周りにライトを設置したり、プランターの植物を置いたりするのも、凹凸が出ておしゃれです。
防犯面でも、平坦な道より変化のある道の方が玄関までの距離が長く見えるため安心です。
防犯面も意識する
玄関ドアと門扉が一直線上にあるとドアを開けた時に家の中が丸見えになってしまうので、そうならないようフェンスや柵で目隠しするのはおすすめです。
ただ玄関アプローチに死角が多いと、人が隠れられるため防犯上不安という面もあります。
プライバシーを重視したいのであれば、センサー付きの照明を設置するなども必要でしょう。
まとめ
●玄関アプローチは、レンガや敷石、枕木などで自分の好きなようにDIYできます。インターロッキングや砂利、コンクリートもよく使われる材料です。材料は滑りにくかったり、腐りにくかったりする素材がおすすめです。ホームセンターで簡単に入手できますので、ぜひ挑戦してみましょう。
●あらかじめ玄関アプローチDIYの目的を考えた上でデザインを考えるとスムーズに進めやすいです。カーブをつけたり、道に変化をつけると奥行きが出て個性的に。玄関ドアが見えにくいようフェンスや柵で目隠しするのはおすすめですが、死角が多くなってしまうため、センサーライトを設置するのも良いでしょう。
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