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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」の茶畑です。
子ども部屋やリビングなど、部屋を2つに分けるために間仕切り壁を作りたいと思う人は多いです。
実は間仕切り壁は、大がかりなリフォームをしなくても、DIYで比較的簡単に作ることが可能です。
今回は、部屋を間仕切りする方法や間仕切り壁のメリット、間仕切り壁の作り方、壁を装飾する方法、DIY間仕切り壁のおすすめアイデアなどを紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね!
DIYで部屋を間仕切りする方法にはどんな種類がある?
間仕切りを作る際は、まずどんな間仕切りにするかイメージすることから始めましょう。
例えば、間仕切り壁を作るのとカーテンや布などで空間を区切るのとは、完成した時に雰囲気が大きく異なります。
DIYで作る仕切りの種類についてご紹介するので、理想のお部屋にはどんな仕切りが似合うか考えてみてくださいね。
棚などの家具を置く
DIYで空間を仕切る比較的簡単な方法のひとつが家具を置くこと。
棚を置いたりカラーボックスを重ねて置くと、仕切りができるだけでなく収納スペースも増えて、狭い部屋でもすっきりとした印象になります。
棚の背面部分の板を取り除いたオープンシェルフやモジュラーシェルフなら、元々のスペースの広さを感じさせながら空間を区切ることができます。
観葉植物や小物、本などのアイテムを置けばおしゃれにまとまりますよ。
カーテンを設置する
突っ張り棒から布を垂らしたり、レールを取り付けてカーテンを付けても空間を仕切ることもできます。
薄い布をカーテンにするなら、天井や壁に画鋲で留めたり、ハンガーラックの布をかけるとさらに簡単に設置が可能。
流木を活用したり、ロープを編んでカーテンの代わりにすると、さらに雰囲気が出て魅力的な印象になります。
パーテーションを置く
パーテーションを購入したりDIYで作れば、あとは仕切りたい場所に置くだけでスペースを有効活用できます。
パーテーションをDIYする場合は、パレットという物流現場で使われる荷物を載せる台や100均のすのこを組み合わせたり、木材と布で作ることもでき、比較的安く手作りできます。
一度パーテーションを用意してしまえば、移動させるだけで簡単に別の場所でも使えるのも嬉しいポイントです。
間仕切り壁を作る
しっかりとプライベートスペースを確保したい時や、空間ごとに温度調整ができたほうが便利な時などは、間仕切り壁がおすすめです。
有孔ボードや格子状の材料で作れば、フックをかけて観葉植物やドライフラワーなど軽いものを掛けたり、ディスプレイ収納としておしゃれに使うこともできます。
高級感のある雰囲気やインダストリアルテイストにも仕上げることができ、どんなお部屋の雰囲気にも合わせやすくなります。
壁や床の色と同じ色で作れば、スッキリとした印象にまとまりますよ。
部屋にDIYの間仕切り壁を作るメリット
さまざまな種類があるDIYの間仕切りですが、今回はメリットも多い「間仕切り壁」にフォーカスしていきます。
間仕切り壁のメリットには次のようなものがあります。
生活感を隠せる
室内が壁のないオープンな空間だと、開放感があり、広々とした印象を与えます。
その一方で仕切るものがないと、キッチンが丸見えになるなど生活感が出てしまいます。
高さのある間仕切り壁を作ることで、生活感が出る部分だけを隠して、よりおしゃれな雰囲気の部屋にすることができます。
例えば、来客時に玄関を開けてすぐに室内のものが見えてしまうと恥ずかしいものです。
玄関は片付いていても、奥の部屋が物や衣類であふれていると、お客さんも目のやり場に困ります。
さらには、突然の来客だと片付ける暇もありません。
こういうときに、間仕切り壁があると室内の様子を見られずに済みます。
兄弟姉妹共用の部屋を分割できる
子ども部屋が1つしかなく、兄弟姉妹で共有している場合などは、間仕切り壁を用意することで部屋を2つに分けることができます。
また、子ども部屋を新しく作る場合も、間仕切り壁を空間を囲むように設置してドアを取り付ければ、ひとつの部屋としても使えるようになりますよ。
子どもは成長するにつれて、プライバシーを保てる空間を求めてきます。
部屋を増やすことができない場合でも、DIYで間仕切り壁を作れば家族のライフイベントに合わせてお部屋の使い方を変えることができて便利です。
ワークスペースを作れる
集中して仕事をしたり、パソコンを置いて作業をするスペースが欲しい場合は、間仕切り壁を置くことで室内にデスクコーナーを作ることができます。
天井までの高さのあるしっかりとした壁でなくても、パーテーションのようなものでも、十分間仕切りとしての役目を果たしてくれます。
間仕切り壁では部屋に圧迫感が生まれてしまう時には、完全に壁にしてしまわず、反対側が見えるように工夫することで圧迫感を軽減できます。
例えば、ディアウォールの柱を2本立て、その間に棚板をわたし、棚の上に本や雑誌などを立てる方法が使えます。
ちょっとした収納ができるのはもちろん、間仕切り壁の向こう側も見えるため、空間区切りながらも広々とした印象になりますよ。
収納用の壁を作れる
間仕切り壁によって作られた空間は、収納スペースとして活用することもできます。
自宅に収納スペースが十分にない場合、家具を置くことができない場合などは、DIYで壁を作って収納スペースを増やすことができます。
また、間仕切り壁に直接収納棚を取り付ければ、間仕切り壁が収納スペースとしての役割も果たしてくれます。
収納棚にはおもちゃやカバンなど、子どもが使うものを収納したり、時計や絵をかけたり観葉植物といったグッズを置くなど、ディスプレイ収納としても使えます。
スペースを無駄にしないので、ワンルームなどの狭い部屋にもおすすめです。
インテリアやお部屋の雰囲気には合わないものを収納したい時には、お部屋の中でもメインで使う場所からは見えないよう、壁の裏に棚を取り付ければすっきりしますよ。
寒さを防げる
間仕切り壁のないオープンな空間だと、冷暖房を使用しても設定した温度になるまでに時間がかかります。
そんな時は間仕切り壁を作ることで冷暖房の効率をアップさせることができます。
壁があることで熱が逃げず、部屋が短時間で暖まりますし、冷房の場合は涼しくなります。
部屋をおしゃれにリメイクできる
元々が殺風景な部屋でも、間仕切り壁を作るときに、ガラスをはめ込んだり、飾りをつけたり、壁紙を貼ったり工夫することでおしゃれな壁を作ることができます。
ヨーロッパ風、アジアン風、ウッド調、モノクロなどこだわりを加えることで、世界に1つしかないオリジナリティあふれる空間にすることもできるでしょう。
また、和室などで元々は襖だった部分も、有孔ボードなどを使って間仕切り壁を作れば古くなってもおしゃれにリメイクできます。
子どもやペットがいる家庭では襖がボロボロになるのも比較的早いです。
そんな時は、いっそ襖を取り外し、DIYで間仕切り壁を作ってしまうのもいいですよね。
間仕切り壁なら寝室などお部屋の出入り口の目隠しにもなり、有孔ボードや棚を取り付ければ帽子やカバンをかけるなどおしゃれな見せる収納にも。
間仕切り壁に棚を取り付けて服や靴、帽子などを置き、アパレルショップのような見た目に仕上げるアイデアもあります。
おしゃれに見え、収納スペースを作れるだけでなく、洗濯した服をたたんでそのまま置くだけで収納できるので、引き出しの中にしまう必要もないので家事の手間も省けます。
賃貸のお部屋でも取り付け可能
取り付ける時に突っ張り棒や、DIYツールブランドの「ディアウォール」や「ラブリコ」などを利用すれば、壁に穴をあけずに間仕切り壁を作ることができます。
賃貸物件でも設置可能なのは嬉しいですよね!
DIYでの間仕切り壁の作り方
実際に間仕切り壁を作る方法について解説します。
間仕切り壁を設置する場所によって必要な機能も変わってきますので、チェックしてくださいね。
子ども部屋に作る場合
子ども部屋に間仕切り壁を作る場合、まずは枠組みを準備するところから始めます。
材料は、ホームセンターに行けば比較的簡単に入手できます。
その後、買ってきた枠組みに石膏ボードを貼り付けます。
子ども部屋用の壁なので、防音材をつけたい場合はこのタイミングでつけます。
石膏ボードを貼り付けると表面がでこぼこになるため、でき上がった時に綺麗な仕上がりになりません。
そのため、パテで丁寧にボードのでこぼこをならします。
その後、壁紙を貼り付けて完成です。
ホームセンターなどで、個人で張り替え可能なのり付き壁紙や、シールタイプの壁紙など様々な壁紙が販売されていますので、好きな柄やデザインでアレンジしてみてくださいね。
リビングに作る場合
リビングに間仕切り壁を作る場合も、最初は枠組みの準備をします。
枠組みは、ボンドや釘などを使って組み立てます。
完全に部屋を仕切るものではなく、目隠しするための間仕切り壁を作る場合、全体に壁紙を貼る必要はなく、下半分のみなど部分的に貼るとよいでしょう。
100円ショップなどで購入できるフェイクグリーンを付けることで、おしゃれな壁に仕上げられます。
プライベートな空間を作る場合
壁を設置することで、プライベートな空間を確保したい場合の間仕切り壁の作り方を紹介します。
壁や天井に穴を開けないことや、エアコンの空気が入ってくることを考慮すると、上下部分が開いている間仕切り壁にするのがおすすめです。
作り方の手順は先の2つと同じで、まずは枠組みを作るところから始めます。
天井の高さに合わせてカットした材料を組み合わせ、突っ張り金具を使って枠組みを固定します。
その後、石膏ボードを貼り付けます。
この時、必要に応じて配線用のコンセントタップを出しておくようにすると便利です。
石膏ボードの上から壁紙を貼り付けます。
壁紙の端の部分は、切り口が見えると見栄えがよくないため、上下に巾木を貼り付けましょう。
部屋の間仕切り壁をDIYで装飾する方法
ここでは、壁の装飾方法をご紹介します。
壁は塗装したり壁紙を貼るだけで印象がガラッと変わります。
好みのデザインの間仕切り壁を作るためにも確認しておきましょう!
壁を塗装する
壁をペイントする場合、その手順は大きく分けて以下のようになります。
・下地の処理
・非塗装部分の養生を行う
・複数回に分けて塗装を行う
下地処理に関しては、壁のでこぼこをならすパテ処理のほか、カビや汚れがある場合の汚れ落としなどを行います。
もしタバコのヤニ汚れなどがひどい場合は、雑巾で拭いた後にシーラーを使うことをおすすめします。
シーラーとは下塗り塗料のことです。
下地の処理が終わったら、ペイントを行わない部分の養生を行います。
養生とは、破損や塗料の広がりを防ぐためにするカバーのことです。
マスキングテープを使い、新聞やビニールシートを貼り付けて塗装部分と非塗装部分の境目がはっきりとわかるようにします。
綺麗に養生ができないと、でき上がった時の見栄えに大きく影響するので注意してください。
養生ができたら塗装を行います。
ペイントは複数回に分けて行うのが一般的です。
下塗りと仕上げの2回行うパターンもあれば、下塗り、中塗り、上塗りの3回行うパターンもあります。
塗装にはペンキやカラースプレーを使用しますが、端など届きにくい部分に関しては筆を使用するなどして塗り漏れがないように塗りましょう。
壁紙を貼る
壁紙を貼る場合、どの種類の壁紙を貼るかによってやり方に違いがあります。
ここでは以下の壁紙について紹介します。
・生のりつきの壁紙
・シール式の壁紙
・自分でのりを塗る壁紙
生のり付きの壁紙は、商品を購入した段階でのりがついているので、フィルムを剥がすだけですぐに壁に貼り付けることができます。
貼る際は、しわや空気が入らないようにし、バケで押さえながら壁につけていきましょう。
全て貼り付けたら最後に白い部分をカットして完了です。
シール式の壁紙の場合、最初に剥離紙の一部を剥がして壁に貼り、仮止めを行ってから壁に合わせて仮止めの位置を修正していきます。
端の部分はシールがくっつきにくくなっているため、ヘラを使って押し込みながら奥まで貼っていきます。
自分でのりを塗る壁紙の場合、フリース素材と紙素材の2種類の素材があります。
フリース素材は、壁紙専用ののりを壁に塗ってその上から貼り付けていきます。
紙素材であれば、壁紙の裏にのりを塗ってから貼り付けることになるため、家の中にのりを塗ることができる広いスペースが必要です。
部屋に間仕切り壁を作る費用。DIYと業者への依頼はどのくらい違う?
実際に間仕切り壁を作る時にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
DIYと業者に依頼した場合の2パターンを比較して解説します。
DIYの場合
DIYで間仕切り壁を作る場合、その費用には幅があります。
安いものだと6,000円程度で作ることもできる一方で、いくらでも費用をかけることができるため、数万円以上になる場合もあります。
どのような材料を使用するかにもよりますが、例として、以下の材料で間仕切り壁を作る場合の目安はこのようになります。
・間柱: 7本で2,872円
・石膏ボード:5枚で1,328円
・防音用ニードルフェルト:4,150円
・ビス・接着剤など:約2,000円
総計で大体10,000円を超えるくらいで済みます。
業者の場合
業者に依頼して壁を作ってもらう場合、安くても10万円以上はするでしょう。
こちらも値段に関しては素材や仕様によるため、高いものだと数十万かかる場合もあります。
あくまでも目安ですが、8畳の部屋を2つに分ける壁を作るのであれば、15万円程度はかかると考えましょう。
さらに、そこからコンセントや照明をつけるとさらに費用がかかります。
間仕切りのDIYは間仕切り壁がおすすめ!作り方も参考にお部屋をグレードアップ
空間を仕切る方法としては、棚などの家具を置く、カーテンを設置する、パーテーションを置く、間仕切り壁を作るなどがあります。
間仕切り壁にはメリットも多く、生活感やプライベート空間を隠せる、子ども部屋を分けられる、ワークスペースや収納スペースを作れる、寒さを防げるといったことが挙げられます。
また、お部屋の雰囲気に合わせてDIYをすればさらに素敵な空間が作れ、穴を開けない方法で作れば賃貸物件でもアレンジを楽しめるのも嬉しいポイントです。
DIYで間仕切り壁を作る方法や壁を装飾する方法、間仕切り壁を作る費用や人気のDIY間仕切り壁のアイデアも、ぜひ参考にしてください。
間仕切り壁というと素人が手を出せないものというイメージがあるかもしれませんが、実際には個人でも気軽に作れます。
しかし、自分たちでは作れない場合や、室内に制限がある場合は業者を利用するのも1つの手です。
「ナチュリエ」は、自然素材の注文住宅を提供しております。
無料で資料請求・問い合わせができますので、気になる方はぜひ一度お問い合わせください。