目次
こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」の草野です。
家を建てた、もしくは引っ越しをしたのを機会に、部屋のインテリアを新しくしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、インテリアの基本である、色の使い方・レイアウトの方法・家具の選び方などを詳しく解説します。
基本的なインテリアの考え方を理解して、素敵な部屋を作る際に役立ててくださいね!
インテリアの色や家具はライフスタイルから考える!
インテリアを考える際に、まず何が必要なのでしょうか?
まず大切なのは、自分が望むインテリアの方向性を知ることです。
自分の好きなライフスタイルを考える
自分が部屋で過ごすとき、どのようなライフスタイルが好きなのか考えてみましょう。
ゆったりとしたソファで音楽を聴くことでしょうか。
それとも趣味に没頭することでしょうか。
好きな過ごし方を頭に描くと、暮らしたい部屋のイメージが浮かんできます。
好みのライフスタイルを認識し、それに沿った部屋の大まかなイメージをつかんでください。
映画鑑賞が趣味なら、リビングルームに大きめのソファとテレビを置いてソファの近くには飲み物が置けるサイドテーブルを置きたいなど、理想のイメージができてくるはずです。
インテリア雑誌の切り抜きなどから情報を集めるのもいいですね!
どんなスタイルの部屋にしたいかを決める
イメージがつかめたら、暮らし方や予算などを考慮しながら、好みに合ったインテリアのスタイルを決めていきます。
6つの基本的なスタイルを紹介します。
ナチュラル
自然素材の色味や質感を活かして、シンプルで居心地の良い空間を演出します。
最近はホワイトやグレー、ペールブルーなどの優しい色合いの「北欧ナチュラル」も人気のインテリアです。
カジュアル
ポップなデザインやコントラストのはっきりしたカラーをアクセントに使ったインテリアです。
明るい雰囲気のお部屋を演出できます。
モダン
全体的に色数の少ないシンプルで都会的なスタイルです。
機能的でシャープなラインの家具などを置きます。
クラシック
伝統的なヨーロピアンスタイルの家具を中心にして、全体を重厚で格調高いイメージにします。
和
高さのないシンプルな家具を置き、和の素材を小物に使います。
静かで落ち着いた空間を作ります。
近年はモダンな空間に畳の一角を設けるなど、和モダンと呼ばれるテイストも人気です。
エレガンス
クラシカルな猫脚などの家具を用いた、優雅で女性的な雰囲気を持つスタイルです。
白を随所に効かせた華やかな色使いが特徴です。
インテリアの色の決め方。基本ルールはこれ!
インテリアで使う色について、基本となるルールを解説します。
1部屋に使う色は3色までにする
1部屋に選ぶ色は3色までにおさえるのが基本のルールです。
それ以上の色を使うと、まとまりのない雑然とした部屋になってしまいます。
それを踏まえて、実現したいインテリアのイメージカラーを考えてください。
面積のあるカーテンは壁と同系色にして、その色味に合う2色をイメージするとうまくいきます。
3つの色の組み合わせを考える
1部屋で使う色を「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つに分けて考えるのが一般的です。
ベースカラー
部屋の70%ほどを占める床や壁・天井の色がベースカラーです。
入居時にはすでに決まっていることが多いです。
メインカラー
ソファやテーブル、収納家具などの大きめの家具の色に使われるのがメインカラーです。
部屋全体の25%くらいがバランスのよい配色です。
アクセントカラー
クッションなどの小物類の色です。
アクセントとして使うので、部屋全体の5%ほどにおさえます。
インテリアスタイル別の色の決め方を6つ紹介
ここでは先ほど紹介した6つのインテリアスタイル別に色の決め方を紹介します。
ナチュラル
やわらかな木目を活かした家具をメインにして、それに合ったベージュ系の色味で全体をまとめます。
中間色であるグレーもナチュラルスタイルにはマッチする色です。
ぼんやりした雰囲気になりやすいので、クッションなどの小物にアクセントとなる強めの色を使うとよいでしょう。
カジュアル
小物や雑貨に自分の好きな色を選んでアクセントにします。
強い色を選べばポップに、やわらかな色を使えばキュートに雰囲気が変わります。
家具はシンプルなタイプを選ぶとよいでしょう。
モダン
都会的で洗練されたイメージが大切で、めりはりのある色を選びます。
暗いイメージにならないように、小物でシルバーやホワイト系の色味を加えるとよいでしょう。
クラシック
クラシックスタイルで使われる家具の色は、ほとんどがダークブラウンです。
カーテンやベッドカバーなどのファブリックにもダークブラウンや赤褐色、深みのあるグリーンなどを使い重厚感を出します。
和
家具はダークな色を使うと、落ち着きのある雰囲気になります。
アクセントカラーには藍色や黄土色などの渋い色味を選とよいです。
エレガンス
白を基本の色にします。
ファブリックにはサテンなどの光沢素材を使い、白色のほかに淡いピンクや水色などのペールトーンを使い、華やかで優雅な空間に仕上げます。
インテリアの家具を選ぶ際のポイントとは?
家具を選ぶ際に必要なことはなにか、ポイントごとに詳しく解説します。
床の色に合わせる
家具は床の色に合わせるのが基本となります。
類似色を組み合わせることで、統一感が出ます。
ダイニングテーブルとテレビ台、ローテーブルの色を合わせるなど、家具同士の色も合わせるのも統一感を出すのには効果的です。
色の組み合わせには、類似色と補色があります。
基本の12色を輪につなげた図を色相環と呼び、隣どうしにある色を類似色、反対側にある色を補色といいます。
家具と床に類似色を使った結果、ぼやけた印象になったり、重苦しく感じたりする場合があります。
この場合は、補色の小物などを置いてみましょう。
補色は正反対の色味なので、アクセント効果が得られます。
家具の色の選び方については「失敗しない家具の色選び|色の心理効果や床色別のコツなどわかりやすく解説」でも詳しくお話しています。
参考にしてみてくださいね!
素材の特徴を活かす
部屋をより素敵に見せるために、素材の特徴を活かした家具選びをしましょう。
木の材質
無垢材・集成材・合板などがあり、さまざまな家具に使われます。
材質によって特徴は違うので、用途や置く場所に合わせて素材を変えるとよいでしょう。
布・皮革
ソファや椅子などの張り地によく使われます。
布張りは肌触りが良く色や柄が豊富です。
革張りは高級感があり耐久性に優れています。
プラスチック
椅子や収納家具など多くの家具に使われます。
発色が良く、軽くて丈夫です。
紙
ヨーロッパ発のお洒落な紙素材の家具が、最近は多く出回っています。
軽量で小さく折りたためる、環境に優しいなどの特徴があります。
自分が求めるスタイルに合った家具を選ぶ
自分が求めるスタイルに合った家具を選びましょう。
6つのスタイル別に見ていきます。
ナチュラル
自然の温かみを感じさせる無垢材などの木の家具を選ぶのがポイント。
角に丸みを持たせたものが、よりナチュラルな感じを与えてくれるのでおすすめです。
モダン
シンプルでスタイリッシュなダーク系の色味の家具を選びます。
ダークカラーで高級感のある小物を使うとシックモダンに、明るい色味でナチュラルな素材を用いるとソフトモダンになります。
カジュアル
小物や雑貨を目立たせるために、家具はできるだけシンプルで形や色が主張し過ぎないものを選択します。
クラシック
ヨーロピアンスタイルの伝統的で格調高い家具を選ぶのがおすすめ。
やわらかい曲線と重量感があるのが特徴です。
周囲に広いスペースが取れる部屋に向いています。
和
基本的には、直線的なすっきりとした形状を持つ日本の家具を選びます。
床に座ることを前提に背の低いシンプルな家具がおすすめです。
竹や和紙を使った小物をアクセントにするよいでしょう。
エレガンス
猫脚に代表される伝統的なヨーロピアンスタイルの家具がマッチします。
エレガンススタイルの華やかで優雅な雰囲気を演出するのに欠かすことができないアイテムです。
インテリアの家具のレイアウト。決め方の基本ルール
インテリアを考える際に必要なレイアウトの基本ルールについて説明します。
床を広く使う
部屋の床はできるだけ広く使いましょう。
モデルルームが素敵だと感じる理由の1つは、ものが少なく生活の匂いがしないからです。
実際の家ではなかなか難しいことですが、床にはあまりものを置かないように気をつけましょう。
また、部屋に合わない大き過ぎる家具は置かず、ゆとりのある部屋作りを目指すことが大切です。
人の動きを考える
日々の暮らしで、部屋の中でどのような動きをしているか考えてみましょう。
物にぶつかったり、最短距離で目的の場所に行けなかったりしませんか。
思うように部屋の中を行き来できないとストレスを感じ、快適な生活は送れません。
家族がいる場合はすれ違いが楽にできるだけの幅も必要です。
生活動線(人が通れる空間やスペース)を確保するために、家具のレイアウトは非常に重要となります。
視線を誘導するフォーカルポイントを作る
フォーカルポイントとは、部屋の中に視線を誘導するポイントのこと。
視線を集中させたい場所に、ものを置くと、部屋に奥行きが出て、空間を広くみせる効果があります。
あまり目にしたくない生活雑貨などから視線をそらす効果もあります。
インテリアの色や家具の決め方を参考にお部屋づくりを楽しもう!
インテリアの基本ルールを、色の使い方やレイアウトの方法、家具の選び方などから解説しました。
インテリアを決めるには、まず自分の好きなライフスタイルを見つけることが大切。
そこからどんなスタイルのお部屋にするか考えていきます。
色の選び方は、一部屋に使う色数は3色までにすること、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの組み合わせを考えることがポイントです。
家具を選ぶときは、床の色と同じ家具を選ぶ、素材の特徴を生かすこを意識してみましょう。
選んだ家具をレイアウトするときのポイントは、床を広く使うこと、生活動線を考えること、フォーカルポイントを作ることの3つ。
こちらもお部屋づくりの際は覚えておいてくださいね!
色や家具の決め方は、ナチュラルスタイルなのかモダンスタイルなのか、自分の好きなスタイルによって相性の良いもの悪いものがあります。
自分の好きなスタイルに合った色や家具で、理想のお部屋をコーディネートしてくださいね。
ここで得た知識を活用して、居心地の良い素敵な部屋作りをしてみましょう。
札幌のインテリアショップ「ナチュリエスタジオ」では、主に自然素材やアンティーク調の家具や雑貨を多数そろえています。
ナチュラルテイストのインテリアに興味がある方は、インテリアの参考にぜひ一度ご来店くださいね。