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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
自分だけのおしゃれな家具を作れるDIY。
やってみたいと思って調べると、工具の種類がたくさんあって何を揃えていいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、DIY初心者におすすめの工具の種類や選び方について解説します。
DIYをするなら必須の工具と、あると便利な工具に分けてご紹介しますので、ご自身の予算などに合わせて、揃える工具を選んでいきましょう!
DIY初心者に必須!おすすめの工具4選
まずは、DIYをするなら必須の工具をご紹介します。
初心者でも扱いやすいので、ぜひ揃えてみてください。
1. のこぎり
DIYで木材を切る際に必要なのがのこぎりです。
ホームセンターにいけば、自分の好みの素材を好きな長さでカットしてくれるサービスもあるでしょう。
しかし、いざ作業をしてみると、「微妙に長さが合わない」「思っていた長さと違う」なんてことはよくあります。
そんなときは、手元にのこぎりがあれば手軽に木材の長さを調整できて便利です。
のこぎりには手動タイプのものと電動丸ノコの2種類があります。
電動丸ノコは力や手間をかけずに木材をカットできるのでとても便利。
ですが、手動のものと比べて値段が高く、作業時にかなり大きな音がしたり、木くずが舞い散るなど、デメリットもあります。
ご自分の予算や作業場の有無などに合わせて選んでみてください。
2.電動ドリルドライバー
木材に穴をあけるドリル機能と、ネジを締めるドライバー機能の両方が使えるのが電動ドリルドライバー。
先端のビットと呼ばれる部品を付け替えることによって、2つの機能を使い分けることができます。
DIYの作業には木材に穴をあけたり、ネジで固定したりする作業が必要不可欠です。
手動のドライバーでネジを締めることもできますが、ネジを何本も使用する場合は、時間も手間もかかり疲れてしまいます。
電動ドリルドライバーなら比較的力もいらず、スピーディーに作業を進めることができますよ。
電動ドリルドライバーには、どこでも使用できる充電型と、使用できる範囲に制限がありますが時間を気にせず使用できるコード型があるので、自分に合った方を選びましょう。
3.クランプ
クランプは素材をカットする際に素材と作業する場所を固定し、ズレることなく正確にカットしやすくするための工具です。
クランプで固定せずにのこぎりなどで素材を切ると、微妙にズレが生じやすくなります。
素材の形や長さにズレが生じると、満足のいく仕上がりにならないことも。
クランプはカットだけでなく、組み立てで仮固定するときや、接着剤をしっかり定着させたいときなどにも重宝します。
作業を効率的に進めるためにも、ぜひ持っておきたい道具です。
4.メジャー(コンベックス)
DIYをする際には部屋や家具、素材など、さまざまな部分の長さを測る必要があるため、メジャーは必須です。
メジャーには裁縫用の柔らかいものなどさまざまなタイプがありますが、DIY用なら「コンベックス」と呼ばれる金属製のものを選びましょう。
コンベックスは垂直の測定がしやすく、L字型の引っ掛ける金具が付いているので固定しながら測ることができます。
メジャーは自動巻き取りができるものや、勝手に巻き戻らないようにするためのロック機能があるものもあります。
電動ドリルドライバーやクランプ、丸ノコや帯ノコなどは、札幌市にあるDIYスタジオ「ナチュリエスタジオ」でも貸し出し可能です。
道具の使い方などわからないことは丁寧に教えてもらえるので、購入しても使えなかったらどうしようと迷っている方は一度利用してみるのもおすすめですよ!
DIY初心者におすすめの、あると便利な工具6選
ここからは、DIYで絶対に必要とは限らないけれど、あると便利な工具や道具をご紹介します。
より効率的に作業を進められるようになるので、持っておくとおすすめです。
1.インパクトドライバー
インパクトドライバーは分厚い板にも簡単にネジ止め作業ができる工具。
ネジ止め以外にも、先端の部品を替えることで穴をあけたり、ボルトをしめたりすることができます。
電動ドリルドライバーと似ていますが、電動ドリルドライバーが比較的柔らかい素材に向いているのに対して、インパクトドライバーは分厚く固い素材にも対応することができます。
パワーが強いので早く作業が進む反面、ネジ山をつぶしてしまうことがあるので、力を調節することが必要です。
また、作業時に大きな打撃音がするため、作業環境をチェックしてから使うようにしましょう。
電動ドリルドライバーとはそれぞれ素材によって用途が異なるので、予算次第で両方持つことをおすすめします。
2.サンダー
サンダーはカットした木材の表面を磨いて、きれいに整えるために使います。
カットした木材を磨いておかないと、とげが刺さったり、塗装にムラができたりするので磨くことは大事な作業です。
ヤスリだけで作業しようとすると時間と手間がかかりますが、サンダーによって作業時間を短縮し、より美しく仕上げられますよ。
サンダーはヤスリより値段が高くなりますが、ホームセンターでレンタルできる場合もあります。
3.タッカー
タッカーは大型のホチキスのようなものです。
ホチキスは主に書類を綴じるときに使用しますが、タッカーは家具に布を取り付けたり、仮止めしたりできる便利な工具です。
電動ドリルドライバーやインパクトドライバーを使うとヒビが入ってしまうような強度の弱い素材の固定にも、タッカーが役に立ちます。
タッカーはホチキスよりサイズは大きいですが、用途が幅広く使い方は同じなので、初心者でも扱いやすい工具です。
4.水平器
水平器は家具やレンガブロックなどを地面と水平に設置したいときに使用する工具で、少し厚いものさしのような形をしています。
中心に気泡の入った液体があり、その気泡が中心にあれば水平を意味し、気泡が左か右に寄っていれば傾いていることを意味します。
水平器を使わずに感覚や目分量で棚などを設置してしまうと傾いてしまったり、しっかり固定することができなくなったりすることも。
DIYで本格的な家具作りにチャレンジする際には、水平器はぜひ持っていてほしい道具です。
5.下地探し
下地探しは、壁や天井に棚などを固定する際に裏側の素材が何なのかを判別する工具です。
一般的に家の壁や天井には板の上に石膏ボードが貼られている場合が多いです。
しかし石膏ボードの裏すべてに板があるというわけではなく、石膏ボードのみの場所もあります。
石膏ボードは強度がそれほど強くないので、石膏ボードの裏に板がない箇所にネジやビスを打ち込むと割れてしまうこともあります。
そのため下地探しを使用して石膏ボードの裏に板があるかどうか確かめてから、棚などを固定することが重要です。
6.コードリール
コードリールは野外などでDIY作業する際にも電気を使用できる、巻き取り式の延長コードです。
DIY作業はどうしても木くずなどのごみがたくさん出て掃除が大変なので、なかなか室内で作業できるものではありません。
充電型の工具があれば屋外での作業も容易ですが、コード式の工具と比べて値段が高い傾向にあり、作業時間も限られてしまいます。
コードリールを使用すれば、コード式の工具であっても場所を気にせず使えますよ。
また、コードが巻き取り式なので、使用しない際もコンパクトに収納することできます。
DIY初心者向けの工具はどう選ぶのがおすすめ?
DIY初心者におすすめの工具の種類をご紹介してきましたが、さまざまなメーカーから工具が販売されているため、どれを選ぶか悩む方も多いでしょう。
そんな方のために、工具の選び方のポイントを解説します。
DIYの目的を決める
DIY工具を購入する前に、どんな目的でDIYをするのか、何を作るのかを決めることが大切です。
「家具や小物をオリジナルのものに仕上げたい」
「古くなったものを直したい」
「自宅の部屋をリノベーションしたい」
DIYの目的はさまざまですが、それによって作る家具も使う工具も異なるので、まずは自分がDIYをする目的をはっきりさせましょう。
DIYの目的は決まったけど、何を作るかイメージが湧かないという場合は「DIYのやり方とは?簡単におしゃれ空間を作るコツ!」もあわせてご覧ください。
おしゃれな木とレザーの飾り棚の作り方や、トイレ空間のDIYアイディアなどをご紹介しています。
予算を決める
DIYの目的や作るものが決まったら、次は予算です。
DIY工具には、初心者向けから本格的なプロ仕様のもの、値段も数千円レベルのものから数万円以上するものまで、幅広く存在します。
予算を決めずに工具を選びはじめると購入費用が高くついたり、自分ではまだ扱えないレベルの工具を購入してしまったりする場合もあります。
値段が高いものが必ずしも自分にとって使いやすいわけではないので、DIYの目的やレベルに合った工具を予算内で購入することが大切です。
必要なスペックを決める
自分がしたいDIYの目的に合わせて、求める工具のスペックを考える必要があります。
一般的に、工具は重さに比例してパワーが強くなり、作業の進み具合も速くなる傾向があります。
しかしDIYは自分で作業を行うので、工具のパワーやスペックを重視しすぎると、自分では扱えない重さのものを購入してしまうこともあります。
自分が扱える重さとパワー、性能のバランスをとることがとても大切です。
軽さとパワーを併せ持つ工具もあるので、購入する前によくリサーチしましょう。
DIY初心者におすすめの工具や選び方をチェックしてチャレンジしよう
DIY初心者に必要な工具には、のこぎりや電動ドリルドライバー、クランプ、メジャー(コンベックス)などがあります。
さらに、インパクトドライバーやサンダー、タッカー、水平器、下地探し、コードリールなどもあると効率的にDIYができますよ。
実際に工具を選ぶ際にはDIYの目的や作るものを決めてから、予算や工具のスペックを考えることが大切です。
DIYの工具を揃えたら、DIYの流れや初心者におすすめの材料、失敗しがちなポイントなどもチェックしておくと、よりスムーズに取りかかれます。
詳しくは下記のコラムもご参考ください。
DIYの始め方!初心者は何から?材料や道具、DIYアイデアも
DIYにおすすめの木材とは?木材の選び方や種類もご紹介
「ナチュリエスタジオ」は札幌市にあるDIYスタジオで、さまざまなDIYワークショップを主催しています。
工具の貸し出しも可能なので、これからDIYを始めたい方や、DIYスペースをお探しの方もぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
ナチュラルテイストの雑貨や家具なども販売しているので、気軽に見にきてくださいね。
自然素材の家や木の家を手がけるハウスメーカーをお探しなら、ナチュリエもぜひご検討ください。