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赤井川の米農家さん『おむすびカンパニー木津農園』
ナチュリエスタッフが、田舎で素敵に暮らしている方々に出会い、いろいろな話をざっくばらんに聞く『ナチュリエが巡る田舎の素敵な暮らし』。第4回目は、赤井川村のお米農家さん『おむすびカンパニー木津農園』にお伺いしてきました。
北海道の魅力に気づき、実家の農家へ。
5〜6年前に、実家が農家だった奥様のご両親から、ご主人に「農家やってみない?」という声がけが始まりでした。もともと奥様は東京で夢だった動物病院で働いていたのですが、体調を崩してしまい、故郷である北海道へ。ご主人は自衛隊の転勤で北海道に来て、奥様と出会いました。約10年間、札幌で仕事をしていたのですが、ご主人が職場環境で悩んでいるに、奥様のご両親からの相談だったのです。奥様は、ゆくゆくは実家に戻りたいという気持ちを密かに持っていましたが、ご主人はやってみようかと。そこから1年間ご主人だけ実家に住み込みで働いて、新たな暮らしがスタートしたそうです。
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自然の豊かさにより暮らしが変化
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赤井川に暮らして、一番感じたことは「こんなにも夜は暗くて、静かだったんだ」。鳥の声が聞こえ、風の音がよく聞こえる。そして農家特有の季節の匂いや景色が懐かしくて心地よかったそう。田植えをする前の水面に山々が映る、この田植えを待つ時期しかみられない風景や、稲を刈った後の独特の匂い、今まで忙しくて目に入らなかったことが落ち着いて感じることができたとのこと。
そして今まで人間関係で悩んでいたご主人も、新しい農家を通じた出会いがあり、とても楽しいそうです。いい刺激を受けながら、人とのつながりを大切にしていこうと。
子供が生まれたら、もっと暮らしが楽しく
実は奥様、子供は欲しくなかったそう。今まで札幌では余裕がなく、でもそれなりに満足はして暮らしていたけど、赤井川に戻ってきて、少し落ち着いて考えた時に「子供がいたらもっと楽しくなりそう」と。実際子供が生まれたら、子育ては大変だけど、家は明るくなるし、可愛いし。子供たちも毎日泥だらけで遊び回り、自由に過ごしているそうです。
農家が直接お米をお届け
今はお米と借りているハウスで野菜をつくっているのですが、いずれは自分たちのハウスでもっといろいろな野菜をつくりたいと。麹から味噌を作って、ゆくゆくはたくさんの人にお届けできたらと試行錯誤中とのこと。札幌までお米を月イチで配達しているそうで、「大変だけどお客様の声が聞こえるのがいい」と笑顔で語ってくれました。このような状況下なので、イベントなどもできないですが、いろいろやりたいこともあるので、模索しながら、挑戦していくそうです。今後のおむすびカンパニーさんの活躍が楽しみです。
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おむすびカンパニー木津農園
余市郡赤井川村
@cappy_nya_n
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取材を終えて
突然の依頼に快く引き受けてくれたご夫婦。スタッフもトラクターに乗せてもらい、初めての貴重な経験にスタッフも子供のようにはしゃいでしまいました♫ご夫婦がつくるお米「ゆきさやか」をお家で食べ、最高に美味しい♡箸がとまらず、ついついおかわりをしていました。ほかほかご飯と同じくらい、あったかいご家族でした!