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庭の暑さ対策ポイント!涼しくて快適なガーデニングをつくろう

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庭の暑さ対策ポイント!涼しくて快適なガーデニングをつくろう

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目次

こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

夏の暑さが、年々厳しいものになってきていますよね。
庭でガーデニングを楽しもうにも、自宅の庭が暑くて外に出ることも億劫…なんて方も多いのではないでしょうか?

人が感じる暑さは、気温だけではなく、日差しや風の強さ、湿度、地面の温度なども影響しています。
そのため、暑くなりやすい庭でも、日差しを遮る日陰をつくれば、体感温度がぐっと下がり、涼しく快適に感じられるんですよ。

今回は、庭の暑さ対策について、涼しい庭をつくるポイントや、植物が暑さに負けず育つ対策をご紹介します。


庭の暑さ対策ポイント!簡単にできる快適ガーデニング

庭の暑さ対策のポイントは、温度の上昇を抑えて、人が感じる暑さを低下させることにあります。

それには次の3つが重要です。

  1. 日陰をつくること
  2. 地面の温度を下げること
  3. 風通しを良くすること

人が感じる暑さは、気温だけではありません。
日差しや風の強さ、湿度、地面の表面温度や、地面から放出される熱(赤外放射)なども影響します。

例えば、日なたと樹木がつくる木陰の涼しさを比べた場合に、木陰のほうが涼しいと感じる方は多いでしょう。
ところが、実際の気温はほぼ一緒。

木陰では直射日光が遮られ、地面からの赤外放射が大幅にカットされます。
その分、体感温度は約7°C下がり、日なたよりも涼しく感じられるというわけです。

人が感じる暑さは、体感温度に関係していることがわかったところで、次は庭の暑さ対策として、どのような方法があるのか、確認していきましょう。

日陰をつくる方法

夏の強い日差しの下、庭で活動する際は、熱中症などのリスクも高まり危険です。
パラソルやシェードなど、直射日光や紫外線を遮る日よけアイテムがあれば、庭の一角に快適に過ごせる日陰スペースをつくることができますよ。
代表的なアイテムをいくつかご紹介します。

パラソル

日よけできる大きな傘のことで、形や種類、設置方法なども多彩です。
開いて置くだけなので設置も簡単。
場所を固定することなく、その日の都合で移動できるのがメリットです。
選ぶ際は機能性はもちろん、傘の重さや大きさなどもチェックしておきましょう。

シェード

一枚布のシンプルなアイテムで、サイズや種類、設置方法も多彩です。
ウッドデッキやテラス、パーゴラなどに組み合わせて使うことも。

庭の日よけには、2階のバルコニーなどから布を斜めに垂らすタイプが一般的です。
簡単に設置できるものは、風で外れたりしやすいため、注意しましょう。

タープ

キャンプなどで使用するイメージが強いですが、庭にも活用できます。
一枚布のアイテムで、サイズや種類、設置方法もさまざま。
ポールやロープなどを使って布を張り、設置するタイプが一般的です。

ほかにも、テントのような骨組みやフレームに布を被せて設置するものもあります。

庭で使うタープについては「庭のタープの張り方を解説!メリットや庭におすすめのタープを紹介」でも解説しています。
ぜひこちらも参考にご覧ください。

オーニング

建物の外壁などから直接張り出した布製の屋根で、ひさしのようなものです。
屋根は可動式なので、使用しないときは収納することが可能。
主なタイプは設置工事が必要な固定式ですが、最近は自立式やつっぱり式といった自分で簡単に設置できるタイプもあります。

パーゴラ

格子状の棚のことで、ぶどう棚や藤棚のような構造物です。
存在感のあるアイテムなので、庭のデザインも考慮して設置するのがおすすめ。

日陰をつくるには、日よけとなる屋根が必要で、シェードやタープ、ポリカーボネートなどの素材を組み合わせたり、つる性の植物を絡ませたりして使用します。
パーゴラは自分で設置するのは難しく、工事が必要になるケースが多いです。

木陰をつくる庭木

庭に日陰をつくる方法として、木陰をつくる庭木を植えるのも一つの方法です。
高木や、葉が茂り過ぎない広葉樹といった種類なら、ちょうど良い影になります。
庭木にはさまざまな種類があるため、庭に適したものを吟味して、手入れのしやすさや、成長速度なども確認しましょう。

ちなみに、植物には根から吸収した水分を葉で蒸発させて、周りの空気を冷却する蒸散作用があります。
木陰では、これにより気温がさらに下がり、心地良い風も感じられるのが特徴です。

地面の温度を下げる方法

地面の温度は、日差しの熱を吸収して上昇します。
上昇した温度に応じて地面からは熱が放出(赤外放射)。

人はこの赤外放射を受けて、さらに暑さを感じます。
直射日光が当たる日向では、赤外放射の影響が大きく、気温が約30°Cでも、体感温度は約40°Cに。
庭の地面の温度を下げるには、日差しを遮るのはもちろん、地面の温度が高温化するのを抑えること、赤外放射を減少させること、地面を冷やすことなどの方法が有効です。

では、実際にどのような方法があるのか、確認しましょう。

地面への散水

すぐに試せて手間や時間がかからない方法の一つが「打ち水」です。
地面に水を撒き、水分が蒸発して熱を奪う(気化熱)効果で、地面や空気を冷却します。

効果的な散水のタイミングは午前中と夕方。
打ち水と同じ効果が期待できる「ミストシャワー」や「スプリンクラー」も家庭で設置できるタイプがあって、暑さ対策にはおすすめですよ。

地面の緑化

実は庭を天然芝で覆うことも、地面の温度を下げる方法の一つです。
草丈が低く地面をはうようにして育つグラウンドカバープランツ。
天然芝と同じ地被植物ですが、グラウンドカバープランツで覆われた地面は、日なたのアスファルトに比べて表面温度が10℃以上低くなるといわれています。

これは、植物の蒸散作用によるもので、気温が高くても地面の表面温度は上がりにくく、赤外放射も減少。
暑さをやわらげてくれます。

地面の高温化の抑制

地面の温度は、使用する舗装材によっても変化します。
例えば、熱を吸収しやすい黒いアスファルトの場合、真夏の日差しの下では、表面温度が60℃を超えてしまうことも。

庭の雑草対策にコンクリートで地面を覆うこともありますが、コンクリートも熱を吸収しやすい素材です。
庭の暑さ対策としては、地面の高温化を避けるため、遮熱性のある舗装材も検討してみましょう。

風通しを良くする方法

快適に過ごせる涼しい庭にするには、風通しを良くすることも重要。
風が通ることで、空気の対流がおこり、こもっていた熱を逃します。

風の有無は、体感温度にも大きく影響します。
日除けを設置する際は、風通しをじゃましない場所を選ぶこともポイントです。



庭の植物の暑さ対策とは?元気に育てるためのコツ


庭の植物が夏を乗り越えて元気に育つためには、梅雨入り前からの暑さ対策が必要です。
どんなことに気をつけるのが良いのか、確認しておきましょう。

植物の温湿度管理

高温多湿な梅雨の時期は、人間だけじゃなく植物にとっても厳しい環境です。
蒸れて傷んだり、根腐れしたり…といった被害に遭わないよう、植物の温湿度管理に細心の注意をはらいましょう。

蒸れ対策として定番なのが、梅雨入り前の間引き剪定。
植物の株内が、枝や幹で込み合って蒸れます。
株内が蒸れると病虫害の発生原因になるため、不要な部分は間引き剪定し、風通しを良くしておきましょう。

梅雨入り前には、排水設備も忘れず確認を!
不具合があれば、早めに修理しておくと良いでしょう。

夏の乾燥対策と水やりのタイミング

梅雨が明けると、日差しはより一層強くなります。
暑さで乾燥しやすい夏場は、特に水やりが重要。
適切なタイミングで行いましょう。

夏の水やり目安

  • 早朝または夕方の時間帯で、必要なら1日2回の頻度で行う
  • 朝の涼しい時間は、たっぷり水を与える
  • 夕方は葉水をして、植物や周りの温度を下げる

高温が続く夏場は、土壌が乾燥状態になりがち。
植物が根から水分を十分吸収できない状態になることもあり、きちんと環境を整えてあげる必要があります。

夏のガーデニング作業の負担軽減に、便利な自動散水アイテムもあります。
自動散水装置とスマートフォンの専用アプリを連動させて、植物の水やりを遠隔操作。
自動だから、水やり忘れの心配もありません。

外出中も、室内で家事をしているときも、スマホで簡単に水やりを確認できます。
雨の日も付属のレインセンサーキットがあれば、自動で感知し、散水をストップしてくれるので便利です。

病虫害対策

病害虫対策でポイントとなるのが、梅雨から夏にかけての高温多湿時期です。
病害虫対策は早期発見・早期駆除が重要。
というのも、一度被害が発生してしまうと、あっという間に広がるため、速やかな対処が必要です。
被害があった場合は、すぐに駆除して状況によっては処分も考えましょう。

梅雨から夏にかけての高温多湿時期は、草花をじっくり観察して、病害虫の発生をしっかり確認し、把握しておきます。

このとき、株内が蒸れていないかも、忘れずチェックしてください。
株内が蒸れると病害虫が発生しやすくなります。
万が一に備えて、蒸れ対策もしっかりしておきましょう。

ナチュリエの庭のある暮らし

庭のある暮らしに憧れている方も多いですよね。
ここでは、実際にナチュリエで庭付き住宅を新築されたオーナー様の事例をご紹介します!

少しずつ、ゆっくり育てる、自分たちのおうち


お気に入りの室内窓や家具、雑貨などが自然と調和し、まるでカフェのようなおしゃれな空間となったSさまご夫婦のおうち。
入居して4年目、2匹のネコと暮らすうちにできた床の傷も、味わいが出てきています。

外構には、入居してから少しずつ、ゆっくり着手しました。
1年目は塀、2年目はリビング横に庭をつくり、3年目は玄関前に手を入れる…といった具合です。
重たい枕木を運んで庭に敷いたり、物置きも図面を起こすところから時間をかけてDIYしたりもしました。

それまで庭にはほとんど興味がなかったというSさまご夫婦ですが、今では庭のある暮らしにはまって楽しまれているご様子。
「エントランスにヤマボウシのシンボルツリーを植えたり、朝にお庭のスモークツリーの枝を切って部屋に飾ったり、そういうちょっとしたことが楽しい」と話します。

ウッドデッキでおうちキャンプを楽しんでいます


Sさまご家族が暮らすのは、お子さまの遊び場としても活躍する庭のあるおうち。
引越した頃は、コロナ禍の自粛期間真っ只中で色々大変な時期だったと振り返ります。

「ただ、庭があって良かったなと強く思いましたね」。
外出が難しいときは、庭のウッドデッキで、お子さまと一緒にごっこ遊びや水遊び、おうちピクニックなどをして、家族の時間を楽しんでいたと話します。

家にいながらアウトドア気分が味わえる庭とウッドデッキ。
ご夫婦も、朝のコーヒーや夜のビールを飲んで楽しむスペースとして活用しています。

まとめ

●庭の暑さ対策は、温度の上昇を抑えて、人が感じる暑さを軽減すること。
そのために、日よけアイテムなどで日陰をつくること、散水などで地面の温度を下げること、風通しを良くして熱を逃すことが大事です。
日よけアイテムには、パラソルやシェード、タープなど、設置簡単なものから工事が必要なものまであります。

●高温多湿な梅雨の時期は、人間だけじゃなく植物にとっても厳しい環境。
蒸れて傷んだり、根腐れしたり、病虫害が発生することも。
蒸れ対策、病害虫対策をしっかりして、温湿度を管理します。
梅雨明けは植物に適切なタイミングで、たっぷり水を与えましょう。

●ナチュリエで家を建てたオーナー様たちは、その後も、家のイメージやこだわりに合わせて、少しずつ育てるように、庭づくりも楽しまれています。
施工事例を参考に、ぜひ庭のある暮らしを検討してみてくださいね。

自然素材の家や木の家を手がけるハウスメーカーをお探しなら、ぜひナチュリエへ。
全国に店舗があるナチュリエでは、注文住宅にも対応しています。
家づくりに関するアドバイスやご提案もしていますので、お気軽にご相談ください。



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