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庭の雑草対策をご紹介!おしゃれな庭づくりの方法も

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庭の雑草対策をご紹介!おしゃれな庭づくりの方法も

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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

雑草は生命力と繁殖力の強い植物。
除去してもすぐに生えてきたり、手入れをしないとあっという間に広がってしまったりと、手作業だと時間も労力も必要で本当に苦労しますよね。

とはいえ、庭に雑草があると景観を損ねたり、害虫や害獣(ネズミなど)が発生したりと、デメリットになることも多く、そのままにもできません。
できるだけ手間のかからない、きれいな庭をつくるには、雑草対策が必要不可欠です。

今回は、庭の雑草対策とおしゃれな庭づくりの方法についてご紹介します。
雑草対策で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

庭に雑草が生えるデメリット

雑草は繁殖力と増殖力が強いのが特徴で、わずかな隙間でも土と水、太陽光さえあれば、発芽して成長する植物です。
種類によっては根を張って広がる雑草もあり、一度生い茂ってしまうと根絶するのが難しくなる場合もあります。

そもそも、庭に雑草が生えて増えると、どんなデメリットがあるのでしょうか。
あわせて、草むしりに最適な時期についても確認しておきましょう。

雑草が増えるととどうなる?

庭に雑草が生えて増えると次のようなデメリットがあります。

①害虫・害獣の発生につながる

雑草が生い茂った状態だと、蚊やハチといった害虫の発生につながったり、ネズミなどの害獣が棲みついたりする原因にもなります。

②家の景観・住人の印象が悪くなる

庭や家の敷地に雑草が生えていると、家の景観が損なわれるだけではなく、管理している家の住人の印象にも影響をおよぼす可能性があります。

③泥棒・空き巣の被害リスクが高くなる

庭の雑草が生い茂った状態の家は、防犯意識が低いと思われ、泥棒・空き巣などの被害リスクが高くなるといわれています。
雑草が伸び放題だと外からの見通しも悪く、死角もできやすいため、周囲も不審者の侵入に気付きにくくなります。

④近隣へ雑草を広めてしまう可能性がある

雑草が成長すると、大量の種子をつけて拡散したり、根を張って生育範囲を広げたりします。
そのため、自分の敷地だからといって雑草を放置していると、知らず知らずのうちに近隣住宅へ迷惑をかけてしまう可能性も。
近隣トラブルに発展しないよう、しっかり管理することが大切です

⑤コンクリート・タイルの劣化を進める

雑草の中には、硬いコンクリートやタイルを突き破るほど繁殖力や生命力の強いものもあります。
小さな隙間があれば、雑草はどんどん伸びてくるため、そのままの状態にするとコンクリートやタイルを劣化させることに。
早めに対処するのがおすすめです。

⑥庭で育てる植物の生育不良につながる

雑草は庭で育てる花木や野菜などに比べて生育旺盛です。
雑草が生長すると、育てる植物への養分を奪ったり、太陽光を遮ったりするなど、生育不良の原因にもなります。

草むしりに最適な時期とは?

雑草を除去する方法として手軽なのが「草むしり」です。
雑草の量が少ない場合に有効で、手で引き抜く以外に、スコップや鎌、クワ、レーキなどの道具を使って行う場合もあります。

庭の草むしりは屋外作業となるため、気温が高くならず、雑草の根もまだ浅い5~6月頃が最適。
特に雨上がりの日は土が柔らかく、雑草も抜きやすいため、より効率的に作業することができますよ。

ちなみに雑草は、2~4月に発芽・発生し、5~8月で生育旺盛期を迎え、9〜11月にかけて成長の勢いが弱まります。
その後は、12~1月に成長が止まり、自然と枯れていきます。

このように、雑草対策では、雑草の生育サイクルを知り、時期に合った手段で対処していくことも重要です。



庭の雑草対策



庭の雑草対策は、主に「雑草を取り除く」「雑草の発生を抑える」「雑草を生えにくくする」ことが基本となります。
どのような方法があるのか、メリットやデメリット・注意点などもあわせて見ていきましょう。

庭の雑草対策①手刈り

すでに庭に生えてしまった雑草を、鎌やクワなどを使って、手作業で取り除く方法です。
メリットは道具にあまりお金をかけず、手軽にできるところ。
細かい場所に生えた雑草にも対応しやすいのが特徴です。

デメリットは腕や足腰に負担がかかること。
生えはじめの草丈が低いものを、こまめに何回も刈るのが負担軽減のポイントです。
屋外作業のため、日焼けや熱中症、花粉症や虫刺されなどのリスクもあります。

庭の雑草対策②機械刈り

草刈機や刈払機といった機械を使って、雑草を取り除く方法です。
手刈りでは対応しきれない草丈の高いものや、広範囲に生えたものに有効。
作業は年に数回行う必要がありますが、手刈りよりも短時間で楽に処理できます。

注意したいのが、機械の刈り刃によるケガや事故。
作業中の日焼けや熱中症、害虫・害獣と遭遇するリスクがあるのはデメリットです。

庭の雑草対策③除草剤

除草剤は農薬の一種(薬剤)で、土壌や茎葉へまき散らして使います。
いま生えている雑草を枯らすほか、これから生えてくる雑草の発生を抑えるのにも有効です。

雑草の種類や庭の状況などに応じて、適した薬剤を選ぶ必要がありますが、広範囲に生えた雑草を一気に除去できるのがメリット。
時間や手間がかからず、除草剤の費用も比較的安く済みます。

ただし、薬剤なので周辺環境への負荷や、植物・動物への影響も考えられます。
取り扱いには十分注意しなくてはなりません。

また、除草剤の効果は短期間しか持続しないため、定期的に除草剤をまくことも必要です。

庭の雑草対策④防草シート(防草マット)

防草シートは雑草を生えにくくする方法で、土壌を覆って張り、雑草の成長に必要な光を遮ります。
頻繁にメンテナンスができない場合や、広範囲の除草対策に有効です。

メリットは砂利やタイル、チップといった別素材とも相性が良いこと。
組み合わせて使うことで効果が高まるのでおすすめです。

ただし、商品によって素材の種類やシートの厚さ、編み込みの密度、遮光率、耐久年数などに違いがあり、価格だけではなく、性能もしっかり確認して選ぶことが重要です。

デメリットは正しく施工しないと、高い効果が得られないこと。
設置前に雑草を抜いて地面をならすなど、多少の手間も必要となります。

庭の雑草対策⑤地面を固める

コンクリートや固まる土(固まる防草砂)で、地面を固めて雑草が生えないようにする方法もあります。

メリットは、ほかの対策に比べて高い防草効果が期待できるほか、手入れも不要なこと。
どちらも一度施工してしまうと、撤去しにくいため、じっくり検討してから取り入れるのがおすすめです。

ただし、コストがかかるため、施工範囲によっては高額になる可能性があります。

庭の雑草対策⑥熱湯をかける

雑草は熱湯をかけるだけで枯れるということをご存知でしょうか?
雑草に熱湯をかけることで植物の細胞が崩壊するため、枯らすことができるのです。

やり方は簡単で、やかんや鍋で沸騰させたお湯を1mあたり30秒ほどかけてゆっくりと、雑草の根元にかけるだけ。
手間はかかりますが、費用を抑えて雑草を枯らすことができますよ。

素敵な庭に仕上げるおしゃれな雑草対策

次は素敵な庭に仕上げる、おしゃれな雑草対策についてご紹介します。
素材の特徴や注意点などをチェックしながら、庭づくりの参考にしてみてくださいね。

タイル

色やサイズ、質感の種類も豊富なタイルは、組み合わせ次第で、オリジナリティー溢れるおしゃれな庭づくりが可能。
隙間をつくらないよう敷き詰めれば、土に光が当たらなくなるので、高い防草効果が期待できます。

メリットは耐久性が高くて汚れにくいこと。
水はけが良いため、掃除もしやすい素材です。

デメリットは雨の日に滑りやすく、タイルの色によっては反射光が眩しく感じること。
施工の際は、排水溝を整備して雨水を逃す設計にすることも検討してみましょう。

レンガ

温かみのある色合いが特徴のレンガ。
庭づくりにおいては、植物になじみやすく、配色パターンなどを考えて敷くと、美しい仕上がりになります。

タイル同様、地面に敷き詰めることで、土に光が当たらなくなり、雑草を生えにくくすることができます。
耐久性に優れていて、経年変化によって味が出てくるのも魅力。

デメリットは水分を吸収しやすいため、湿った場所とは相性が悪いこと。
また、雑草を完全に防ぐことは難しく、きれいに施工するには時間や労力が必要です。

人工芝

人工芝は天然芝がもつ色彩や雰囲気をそのままに、人工的に作られた芝生です。
近年は天然芝と見間違うほど質感もリアルなものが多く、再現性・クオリティともに高い商品が増えています。

雑草対策にもなりますが、種類によっては効果があまり期待できない場合も。
遮断率などの性能の高さをしっかり確認して、防草シートと併用するのがおすすめです。

中には防草シートがいらない裏面不織布タイプの人工芝も。
芝刈り、施肥、水やりなどのメンテナンスも不要なので、手間なく手軽に芝生を取り入れたい方に最適です。

デメリットは天然芝より費用がかかること。
また、人工芝の素材は夏の直射日光で表面が熱くなりやすいので注意が必要です。
耐久性が高くても劣化はするので、耐用年数もチェックし、定期的に張り替えることも考慮しておきましょう。

人工芝については「新築の庭は芝生がいい?芝生に関する疑問や他の選択肢との比較も!」でもご紹介していますので、ぜひ、こちらもあわせて参考ください。

自然石

自然の石なので、同じ素材でも色や模様、サイズ、形状もさまざまです。
素材がもつ風合いも魅力の一つ。
組み合わせや配置によって、洋風にも和風にもアレンジすることができ、高級感のあるおしゃれな庭に仕上げることも可能です。

自然石は地面を覆って隙間なく張ることで、雑草の生育や繁殖を抑制します。
耐久性は優れていますが、素材により強度が異なるため、使用する場所を確認しておきましょう。

化粧砂利(けしょうじゃり)

化粧砂利はサイズや種類、色も多彩で、価格もリーズナブルです。

雑草対策として砂利を使用する際は、底の土に光が当たらないよう、厚みを持たせて敷き詰めることが大事。
水はけが良いので、土の乾燥も促進し、雑草が生えにくくなります。
耐久性の高い防草シートと組み合わせると、さらに防草効果は高まります。

このほか、化粧砂利は防犯対策としてもおすすめ。
砂利を踏みしめたときに鳴る音で、不審者の侵入を察知することができます。

デメリットは重いので運ぶのが大変なこと。
また、砂利を敷き詰める面積が広くなればなるほど費用がかかります。

瓦チップ

瓦チップは化粧砂利と同様に、厚みを持たせて敷き詰めることで、土への光を遮り、雑草が生えてくるのを防ぎます。
ただし、瓦チップ単体では防草効果が弱いため、防草シートとの併用がおすすめ。
瓦ならではの保水性の高さや、調温機能が備わっているのも特徴の一つです。

ちなみに、瓦チップは廃材の瓦を細かく砕いたリサイクル品のため、環境にも優しく、価格もリーズナブルです。

ウッドチップ・バークチップ

ウッドチップは木の幹を、バークチップは木の皮を、それぞれ粉砕してつくられています。
ともに香りが良く、消臭効果があり、軽くて足への負担も少ないため、ペットや子どもの遊び場に採用されることも多い素材です。

土の上に敷き詰めて使うチップは、雑草対策として効果的に感じますが、単体での防草効果は弱く、隙間から雑草が生えてくることも。
取り入れる際は、防草シートと組み合わせて効果を高めておくのがおすすめです。

なお、自然由来のチップは、時間経過とともに土に還る性質があるため、定期的に補充をしましょう。

グランドカバープランツ

グランドカバープランツとは、土の表面を覆うように広がって育つ地被植物のこと。
代表的なのが芝生や芝桜、クローバーやクラピアといった植物です。

庭の雑草対策には、この地被植物を植える「グランドカバー」という方法もあります。
あえて雑草より繁殖力の強い植物を植えることで、土壌を覆い、雑草の生育や繁殖を抑制するというもの。
こまめな手入れや管理は必要ですが、何種類かの植物を取り入れれば、雑草対策しながら、華やかな花の絨毯で庭を彩ることができますよ。

ただし、グランドカバー用の植物は、特徴をよく確認して管理・コントロールしやすいものを選定しましょう。

ウッドデッキ

ウッドデッキを設置することも、雑草対策につながります。
例えば、雑草が生えて困っているスペースにウッドデッキを配置する方法です。
広範囲の防草が実現し、リビングとつなげて設置すれば、ひとつづきのおしゃれで開放的な空間となります。

注意したいのが、ウッドデッキの下の処理。
隙間から光が差し込み、雑草が発生する可能性もあるため、あらかじめ防草シートやコンクリート敷きなどで対処しておきましょう。


まずは「庭をどう使うのか?」ということを考えながら、イメージに適した素材選びを。
1つの素材だけではなく、複数の素材を組み合わせてみるのもおすすめです。
雑草の生えにくい素材を上手に取り入れつつ、管理に手間がかからない、おしゃれな庭を叶えてみましょう!

まとめ

●雑草は、わずかな隙間でも土と水、太陽光さえあれば発芽します。
繁殖力や増殖力が強く、一度生い茂ってしまうと根絶するのが難しくなる場合もあります。
また、庭に雑草が生えると、害虫・害獣が発生したり、家の景観が悪くなったりするなどデメリットも多いです。

●庭の雑草対策は「雑草を取り除く」「雑草の発生を抑える」「雑草を生えにくくする」ことが基本。
手刈り、機械刈り、除草剤の散布、防草シートで土壌を覆うなどの方法があります。

●タイルやレンガ、人工芝などは、雑草が生えてくるのを防ぎながら、素敵な庭に仕上げられる、おしゃれな雑草対策素材です。
あえて雑草より繁殖力の強い植物を植える「グランドカバー」では、雑草対策しながら、華やかな花の絨毯で庭を彩ることができますよ。

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