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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
バーベキューやプールなどで庭にいると、日差しや人目が気になることもありますよね。
キャンプ用品のイメージが強いタープですが、庭に張ることで日陰をつくったり、目隠しになったりと便利に使えます。
今回は、庭にタープを張るメリットや活用法、タープの形状別に張り方をご紹介します。
庭で使いやすいタープの選び方も解説しますので、庭に日よけや目隠しが欲しいとお考えの方はぜひ参考にしてください。
庭にタープを張るメリットや活用法とは?
タープは、キャンプの際に日差しや雨を遮って、快適なリビング空間を作るアウトドア用品です。
キャンプなど、アウトドアの場面で使用するイメージが強いタープですが、実は自宅の庭で日常的に使うのにも便利なアイテムです。
庭にタープを張るメリットと、庭でのタープ活用法を見ていきましょう。
庭にタープを張るメリット
タープを張るメリットは日差しを遮って日陰を作れることです。
庭遊び中の日焼けや熱中症のリスク軽減が期待できます。
家の窓際に設置すれば、室内へ入る日差しをカットするのにも役立ちますので、紫外線や室内の温度上昇が気になるときに便利。
タープを張ることで人目を遮ることもできるので、よりリラックスして過ごすこともできますよ。
タープを張ることで、気軽にアウトドア気分が得られるのもメリットの一つ。
おうちキャンプの気分を高めるアイテムとして投入するのもアリでしょう。
タープは雨よけにもなり、バーベキューをしている最中に急に雨が降ってきても、軽い雨ならしばらくの間しのぐことができますよ。
庭でのタープ活用法
タープが活躍するタイミングは、バーベキューなどのアウトドア活動だけではありません。
庭でのタープの活用法を2つご紹介します。
目隠しとして使う
庭で子供がプールに入っている時など、ご近所や通行人の視線が気になる場合もあるでしょう。
大人でもチェアに座って読書をしているときなど、人目が気になるシーンがあると思います。
タープは、外からの視線をシャットアウトする目隠しになります。
柵やフェンスと違い、タープは取り外し可能なため、庭遊びのときだけ張るという使い方も可能です。
家の外観・庭の雰囲気をおしゃれにできる
タープや、タープと同じように日よけを作る布地であるサンシェードは素材や色柄が豊富で、柄が入った商品もあります。
テーブルやチェアを置き、おしゃれな柄のタープやサンシェードを張れば、自宅の庭がカフェのようなおしゃれ空間に。
お庭での食事や読書など、おしゃれな雰囲気の中で楽しめること間違いありません♪
シェードであれば、張りっぱなしでもOKな商品も販売されていますので、家の外観のアクセントに取り入れてみるのはいかがでしょうか。
庭にタープを設置!タープの張り方と注意点とは?
タープには非自立式と自立式があり、それぞれオープンタープやワンタッチタープなどと呼ばれます。
非自立式タープは、一枚の布地をポールやロープ、ロープを固定させるために地面に打つペグという杭(くい)を使って立てるタイプです。
生地が六角形のヘキサタープや、長方形のレクタタープなど、種類が豊富です。
自立式タープは、すでに骨組みができていて折り畳み式になっており、広げて布をかけるだけで設置できるタイプで、カンタンタープとも呼ばれます。
非自立式タープの張り方
ここでは、一般的なヘキサタープの張り方を解説します。
順序は下記の通りです。
- タープを地面に広げて置く
- 2本のポールを対角線上に配置する
- タープとロープを結ぶ
- ポールにかかるメインロープを左右2ヶ所ずつペグを地面に打ち込み固定する
- ポールを起こす
- 他の4点のサブロープをペグで固定する
慣れれば1人でも張れますが、初心者のうちは2人で同時にポールを起こすと、うまく張れるでしょう。
自立式タープの張り方
自立式タープは1人でも簡単に張れるというメリットがあります。
- フレームを広げる
- 布をフレームにかぶせ、固定する
- フレームの高さを調節する
- ロープとペグで地面に固定する
自立式はポールやロープなしでも自立しますが、強風が吹いたときに飛ばされないように、必ずロープとペグで固定しておきましょう。
ポールを使わないタープ・シェードの張り方れぞれの特徴は下記の通りです
ポールを使わずに上部を家の外壁などに固定して設置するサンシェードのようなタイプは、ウッドデッキや窓辺に取り付けるのにおすすめです。
ポールを使わないタープ・シェードの張り方は下記の通りです。
- 布地の上部に空いた穴にロープを通す
- ロープをベランダの手すりや、外壁に取り付けた金具に固定する
- 下部の穴にロープを通し、ペグなどで地面に固定する
壁にロープやカラビナ(楕円形で一部が開閉できる金具)を取り付けられそうな場所がない場合は、ドリルで穴をあけ金具を取り付ける必要があります。
壁に穴をあけたくない方には、オーニングと呼ばれる窓辺に設置する骨組み付きの日よけがおすすめです。
ポールがつっぱり棒式になっている商品なら、壁に傷を付けることなく設置できますよ。
そのほかにも、柱や庭木などがあれば、タープの4隅を全て高い位置で固定して空中に張るという方法もあります。
タープは工夫次第でさまざまな張り方ができるため、庭に合った張り方を探してみてください。
庭にタープを設置する際の注意点
庭にタープを設置する際の注意点は3つあります。
雨水が溜まらないようにする
タープに雨水が溜まると、重みでポールが倒れてしまったり、生地が伸び縮みすることによって裂けてしまったりするおそれがあります。
雨水が溜まらないようにするには、タープの1か所に角度がつくようにロープで引っ張って固定し、水の逃げ道を作りましょう。
または、雨が降ってきたら雨水が溜まる前に取り外してあげるのも良い方法です。
日差しや人目を確認してから設置する
日差しの向きは時間によって変わっていくため、日よけのタープを張るベストな位置は時間によって変わるものです。
太陽の動いていく方向を予想してからタープを設営すると良いでしょう。
また外からの視線についても、実際にその場所にいないと、タープを張るのにどの位置がちょうど良いのか分からなかったりするものです。
通行人やご近所さんの目線の高さをイメージしてから張るようにしましょう。
ペグやカラビナできちんと固定する
タープは強風が吹いたときに飛ばされたり、崩れたりしないように、ペグで地面にきちんと固定しておくことが重要です。
風にあおられるとタープはものすごい力で暴れるため、強風が予想されるときはタープの設営を控えるなど、安全に配慮した使い方をしてください。
庭で使うならこんなタープがおすすめ!選び方は?
キャンプ場ではなく、庭で使うからこそのタープの選び方があります。
ここでは、庭にぴったり合うタープの選び方を解説します。
庭で使うタープを選ぶ際のポイント
庭の大きさや使う人数、タープの素材など、タープを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
庭の大きさに合わせる
タープの中でも人気のヘキサタープを立てるには、一般的にタープの2倍の面積が必要といわれています。
キャンプ場で大人数で使うことを目的としたタープだと、自宅の庭では設置する場所が取れないことも。
庭の面積に合わせて、タープの大きさを決めましょう。
何人で使うかを考える
一般的に、ヘキサタープなら450×450cmの大きさで2〜4人用といわれているため、4人家族ならこれくらいのサイズで十分でしょう。
「そこまで庭に場所が取れない」という方には、ソロキャンプ用の300×300cmのタープがおすすめです。
自立式のワンタッチタープなら200×200cmの大きさで3〜4人が使用できます。
タープの素材の特徴を把握する
タープの素材には、大きく分けて3種類あります。
それぞれの特徴は下記の通りです。
ポリエステル | ・防水性が高い ・軽量 | ・火の粉に弱い |
コットン | ・通気性、遮光性が高い ・火の粉に強い ・ナチュラルな風合いがある | ・耐水性が低い ・重い |
ポリコットン(TC素材) | ・ポリエステルとコットンの混合素材 ・防水性や遮光性が高い | ・ポリエステル製より重い |
タープのそばでバーベキューをするならコットンかポリコットン製を選ぶと良いでしょう。
軽量で持ち運びや収納に便利なのはポリエステル製です。
庭で使うのにおすすめのタープ
どんなタープを選べば良いかわからない場合は、どんな使い方をしたいかを考えてみましょう。
- 張りっぱなしで使いたいなら…シェードやオーニング
- あまり場所が取れないなら…自立式タープ(ワンタッチタープ)
- 本格的にキャンプでも使いたいなら…非自立式タープ(ヘキサタープなど)
シェードやオーニングと呼ばれるタイプの日よけは、窓辺に張りっぱなしにできるものが多く、生活の一部として便利に使えます。
自立式のワンタッチタープは、非自立式に比べて小さな面積で張れるため、庭が小さかったり、タープに面積を割けなかったりする場合におすすめです。
ヘキサタープなどの非自立式タープは本格的なキャンプでも使えます。
庭キャンプだけでなくキャンプ場でも使いたいなら、ヘキサタープやレクタタープの購入を検討してみても良いかもしれません。
まとめ
●庭にタープを張ると、バーベキューなど庭で過ごすときに日よけを作ることができ、快適に過ごせます。庭で遊ぶときに外からの目隠しにすることもできます。また、タープを張ることで家の外観や庭でのアクティビティをおしゃれに演出できる効果もありますよ。
●タープにはポールやロープを使って立てる非自立式と、骨組みが出来上がっている自立式があります。タープを張る際には、雨水の逃げ道を作ったり、強風で飛んでいかないようにしっかりとペグで固定したりすることも大切です。
●一般的にヘキサタープなら450×450cmの大きさで2〜4人用、ワンタッチタープなら200×200cmの大きさで3〜4人用といわれています。使用する人数や庭の広さに応じて選びましょう。使用用途に合わせ、タープの素材にも注目してみてください。
全国に店舗があるナチュリエは、木の家でのていねいな暮らしや自然素材の家を提案するハウスメーカーです。
家づくりに関するアドバイスやご提案をしていますので、ぜひお気軽にご相談ください。