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無垢フローリングの傷の補修方法は?木の家をお手入れする際の注意点

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無垢フローリングの傷の補修方法は?木の家をお手入れする際の注意点

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目次

こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

無垢フローリングは自然な木目と柔らかな手触りで、注文住宅の床材としても人気の素材です。
柔らかいので傷がつきやすいですが、無垢材が持つ性質を利用して傷を自分で補修することもできます。

今回は、無垢フローリングの傷を自分で補修する方法をご紹介。
傷の種類ごとの補修方法や、無垢フローリングをはじめとした木の家のお手入れについてお話しします。

無垢フローリングについた傷の補修方法

無垢フローリングとは、切り出した一枚板からできている床材です。
天然木の風合いや質感を感じられることが魅力で、木の家には特によく用いられます。

柔らかいので傷がつきやすい、乾燥による反りが出たりしやすいという点はありますが、「水分を吸って膨張する」という特徴を生かして、傷を自分で補修することができるというメリットもあります。

無垢フローリングの傷の補修方法を、傷の種類別に紹介します。

深い傷やへこみ

無垢フローリングは柔らかいため傷がつきやすく、家具の重さでへこんでしまうこともあります。
その場合は、水分を吸って膨張するという無垢フローリングの性質を生かして補修しましょう。

<補修方法>
【1】傷やへこみの周りを目の細かいサンドペーパーで軽く削る
【2】傷とその周りを覆うぐらいの水をかけ、30分ほど放置
【3】水をふき取ったあと、傷の上に濡れタオルを置く
【4】タオルの上から熱したアイロンをあてる

サンドペーパーをかけるのは、無垢フローリングが水分を吸い込みやすくするため。
水分とアイロンの熱で木材が膨張し、傷やへこみを埋めてくれます。

一度で傷やへこみが直らない場合は、「水をかける~濡れタオル~アイロン」の作業を繰り返してみてくださいね。

傷やへこみが直ったら、表面に軽くサンドペーパーをかけ、ワックスなどで仕上げます。

元の木の色に戻って周りの部分と色が違うように見えるかもしれませんが、いずれ日焼けをして目立たなくなります。

物を落としてつけてしまったような軽いへこみなら、水を含ませたタオルなどを置くだけで元に戻ることもありますよ。
いずれの場合も、すぐに傷の補修をすることがポイントです。

表面の浅い傷

椅子を引いてできたような浅い傷なら、目の細かいサンドペーパーで表面を軽く削って目立たなくするという方法が効果的です。
木目に沿って優しく削りましょう。

フローリングの傷を隠す補修用クレヨンなどもあります。

最後にワックスなどで仕上げて、周りと馴染ませましょう。

ペットの爪による傷

ペットを飼っている家庭では、ペットの爪で無垢フローリングが傷つくこともありますよね。
そんな時は普段のお手入れで使っている、無垢材に塗装されている塗料と同じメーカーのオイルやワックスなどを塗ると、傷が目立たなくなります。

時間の経過に合わせて経年なりの傷がついていくところも、無垢フローリング、そして木の家の魅力のひとつ。
住まいの経年変化と考え、楽しんでいただければと思います。

【番外編】水分汚れにも注意!

無垢材は水分に弱く、水汚れは大敵。
水分のある汚れがしみ込むと落ちにくいので注意しましょう。

もし水汚れが出来てしまった場合は、目の細かいサンドペーパーや水分を含ませたメラミンスポンジでやさしく削り落とすように汚れを落としましょう。
木目に沿ってこするのがポイントです。

その後はワックスなどを施し、周りの色と馴染むように仕上げましょう。



無垢フローリングを使った木の家をお手入れする際の注意点


無垢フローリングの傷を自分で補修する方法をご紹介しましたが、これはあくまで一般的な「オイル仕上げの無垢フローリング」の場合です。

「ウレタン塗装」や「UVカット塗装」など、特殊な塗装がされている無垢フローリングや、合板などに化粧材を貼り合わせた複合フローリングの場合、アイロンの熱を与えることはNGなこともあります。

アイロンの熱によって塗装の変色や塗装の剥離(はくり)、劣化などが起こってしまう可能性があるので、注意しましょう。

また、広範囲の傷やとても深い傷などは、自分で補修するのが難しい場合もあります。

無垢フローリングの種類や塗装がわからない場合、自分で補修する自信がない場合などは無理をせず、ぜひ専門業者へ相談してください。

木の家のお手入れ方法については下記のコラムでもご紹介していますのでぜひご覧ください。
無垢材を使った木の家のお手入れ・メンテナンスとは?経年変化も楽もう
無垢フローリングの魅力や種類、特徴とは?木の家を守るお手入れ方法も

無垢フローリングは適切なお手入れをすることで、天然木の風合いを長く楽しめる素材です。

経年による変化も独特の魅力のひとつ。
木の家の補修方法やお手入れ方法を知って、快適さを長持ちさせましょう。

まとめ

●無垢フローリングの「水分を吸収して膨張する性質」を生かして、傷を自分で補修できます。サンドペーパーで傷部分の表面を軽く削り、水分を含ませたあと、アイロンの熱をあてることで、深い傷やへこみを補修できますよ。

●無垢フローリングの塗装や種類によっては、水とアイロンを使った補修方法が使えない場合もあります。迷った場合や自分で補修できない場合は無理せずに専門業者へ相談してください。


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