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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
冬は暖房などのために電気代がかさみがちな季節。
北海道などの寒冷地はもちろん、全国的に冬は電気代が気になるというご家庭も多いのではないでしょうか。
特にオール電化の住宅だと、冬の電気代がかさんでしまい、少しでも節電したい!という声が多いです。
そこで今回のコラムは、おうちで暖かく快適に過ごしながら節電も叶えられる方法について。
すぐに実践できる簡単な方法もたくさんあるので、ぜひ試してみてくださいね!
【家電】冬の節電・寒さ対策
まずは、冬の家電の使い方について見ていきましょう。
工夫次第で寒さ対策をしながら節電できる可能性がありますよ。
加湿器を使う
体感温度を上げるには、実は湿度も重要なポイントです。
部屋の湿度が下がると体感温度も下がってしまいます。
冬は暖房器具によって部屋の湿度が下がりやすい環境です。
加湿器を使って湿度を上げることで、同じ室温でも体感温度を上げることができます。
湿度が上がることで、のどの乾燥を防いだり、風邪やインフルエンザなどの感染を防いだりする効果も期待できます。
エアコンを節電して使う
部屋の暖房にエアコンを使用する場合、エアコンは消費する電力が大きい分、節電できる方法がたくさんあります。
一つずつ見ていきましょう。
設定温度は20℃を目安に
暖房温度を高く設定するほど消費電力も大きくなります。
環境省は暖房時の室温を20℃にするよう推奨していますが、それでも寒い場合には、設定温度を上げるのではなく、暖かい上着を着たり、ブランケットを使ったりして体感温度を上げるようにしましょう。
外出時間によってエアコンのオンオフを切り替える
長時間外出する場合にはエアコンを切るなど、運転時間を減らすように工夫しましょう。
ただし、30分程度の短時間の外出であればエアコンを付けっぱなしにしていたほうが節約できる可能性もあります。
エアコンは設定温度になるまでの時間に電力を多く消費するため、短時間でこまめにオン・オフを切り替えるよりも、自動運転で付けっぱなしにしておくのがおすすめです。
フィルターを掃除する
エアコン内部のフィルターなどのパーツにホコリが詰まっていると、暖房効率が下がり、同じ消費電力でも暖房効果が小さくなってしまうことも。
定期的に掃除機でホコリを吸いだしたり、専用クリーナーなどでフィルターを洗ったりしましょう。
なお、室外機が雪で埋まってしまうと暖房が効きづらくなるため、雪国では雪への対策も必須です。
冬は灯油ストーブを使う
オール電化の住宅にした方で、電気代が高いので灯油ストーブを導入したという話はよく聞きます。
特に北海道は真冬になるとエアコンだけで寒さをしのぐとなると、電気代がとても高くなるため、エアコンを使わず(または設定温度を下げて)灯油ストーブを使うのも一つの手でしょう。
こたつ・電気カーペットを効果的に使う
こたつや電気カーペット、電気毛布は必要な広さだけを効果的に暖めることができるアイテムです。
本格的な冬が到来すると難しいですが、寒くなり初めの時期は、日中の陽光が入る時間はこれらを活用し、夜は暖房をつけるというのも一つでしょう。
節約するポイントは、冷たい床に直接こたつや電気カーペットなどを敷かないこと。
床から熱が逃げてしまうとより多くの電力が必要となるため、床とこたつ・電気カーペットの間に保温シートや新聞紙などを敷いて保温効果を高めましょう。
また、こたつと電気カーペットを併用する場合には、電気カーペットをオンにするだけで十分です。
電気カーペットの暖かさをこたつの布団がキープしてくれるため、併用することでさらに暖房効率がアップします。
家電の節電方法のアイデアについては、「光熱費を節約したい!電気代・ガス代・水道代の相場や節約方法は?」でもご紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。
【床】冬の節電・寒さ対策
床は冷気が逃げていきやすい場所。
対策しないと、冷たい地面からの冷気が部屋に届いてしまいます。
部屋の暖房効率を高めるために重要な、床の寒さ対策についてご紹介します。
カーペットやマットを敷く
足元の冷えを防ぐためには、カーペットやマット、ラグなどを敷くのが効果的です。
素材によって断熱効果はさまざまですが、ウールやコットンなどの天然繊維は保温性に優れています。
肌触りやデザインなど、好みのものを選んでインテリアコーディネートも楽しんでみてくださいね。
アルミシートを重ねる
アルミシートをカーペットやマットの下に敷くことで、断熱効果を高めることができます。
アルミは熱の反射に優れた素材。
アルミシートには空気の層が含まれているので、効果的に断熱することができるのです。
さらに、アルミシートにはカビの発生を防げるメリットもあります。
【窓】冬の節電・寒さ対策
断熱材を組み込んだ壁とは異なり、窓はガラスだけで外と部屋を区切っているため、外気の影響を受けやすい部分です。
せっかく暖めた部屋の空気を外の冷気で冷やしてしまわないためにも、窓にも寒さ対策を施しましょう。
緩衝材を貼る
採光を確保しながら窓表面の断熱材として使えるのが緩衝材です。
一般的に「プチプチ」と呼ばれる気泡緩衝材には空気が含まれているため、窓の冷気対策に役立ちます。
方法は、緩衝材を両面テープで窓に貼り付けるだけ。
ガラス部分だけでなく、窓枠までカバーするように貼り、プチプチの空気が入っているほうを窓側にすると効果的です。
隙間テープを貼る
窓の隙間の冷気対策には、隙間テープが活躍します。
隙間風が侵入しやすいサッシやレール部分に、隙間テープを貼りましょう。
隙間を埋めながらも窓を開閉しやすいよう、工夫してみてくださいね。
断熱カーテンを取り付ける
生地の密度が高い断熱カーテンによって、部屋の暖かい空気を外に逃がさず、外の冷気が侵入することを防ぐことができます。
断熱カーテンを取り付ければ、冬だけでなく夏の冷房効率を上げることも可能に。
カーテンは床まで届く長さにすることで、より効果的に断熱することができますよ。
断熱窓にリフォームする
2重ガラスなど断熱性の高いガラスやフレームを使用した窓に交換すると、一気に暖かさが増します。
窓からの冷気を入れないだけでなく、室内の熱も外に逃しません。
断熱窓に変えることで、光熱費が抑えられたという声が多いので、初期費用はかかりますが、長い目でみたときにコストダウンが叶うといえるでしょう。
例えば北海道では「トリプルサッシ」がおすすめです。
ナチュリエでも使用していますが、トリプルサッシはガラスが3枚の樹脂サッシで、単板のサッシに比べて断熱性能が4倍といわれています。
フレームには、木製、アルミ製、樹脂製などがありますが、樹脂製がもっとも熱を伝えにくいとされており、夏は涼しく冬は暖かい環境を目指せます。
また、トリプルサッシにすることで、断熱性能だけでなく遮音性能もアップするのもうれしいメリットです。
北海道で暖房による電気代が高いなら熱源変更や住み替えもおすすめ!
冒頭でも触れましたが、北海道でオール電化の住宅を選んだ場合、冬の暖房代が大変かさみます。
北海道でオール電化の住宅を建てる方は少なくなりましたが、現在オール電化の住宅に住んでいて、電気代が高いと悩んでいる場合は、熱源の変更や住み替えも一つの案です。
築15年以上の住宅では、リフォームを考え出す時期でもあるため、実際リフォームとともに熱源の変更を考える方も多いです。
例えば灯油なら、ボイラー本体、灯油タンク、工事費など初期費用は必要になりますが、今後数十年のコストを考えたときにお得であれば、初期費用の元は取れるでしょう。
まずは一度相談してみることをおすすめします。
そしてオール電化では、夜間は安くても昼間の電気料金が割高になるプランがほとんど。
そのため、昼間の在宅時間が多く、家事をすることが多いのであれば、暖房以外でも電気代が高くなってしまいがちです。
なるべく夜に家事をまとめて行うのも節電になりますよ。
また、思い切って「住み替え」を考えるのもありではないでしょうか。
住宅が古くなってきていたり、資産価値が高い家で高値で売れそうだったりする場合は、住み替えをして熱源を変えるのも一つの手です。
古い家は外壁・天井・床下に断熱が施されていなかったり、すきま風が入りやすい構造だったりします。
現在の住宅は断熱性に優れているので、熱源を変える以外でも、暖房代が大幅に減る可能性があるでしょう。
ナチュリエの家も断熱性能等級6を取得しており、断熱+省エネによって、年間に消費するエネルギーを20%以上削減出来るZEH水準を標準仕様にしています。
そのほか、トップレベルを誇る気密性能も特徴です。
快適な温度で過ごせるのはもちろん、光熱費などのランニングコストも抑えられます。
今の家が寒い!冬の電気代が高い! とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね♪
まとめ
●冬の節電・寒さ対策には、エアコンを節電して使う方法を実践することが大切です。
こたつや電気毛布、加湿器なども併用することで、暖房効率を上げることができます。
●熱が逃げやすい床の断熱対策には、カーペットやマットを活用し、床との間にアルミシートを敷くことが効果的です。
●窓には緩衝材や隙間テープを貼ったり断熱カーテンを取り付けたりすることで、節電しながら寒さ対策をすることができます。また、思い切って断熱窓にリフォームするのも一つです。
●北海道で冬の電気代にお悩みの方は、長い目で見てコストが大きいようであれば、熱源の変更や住み替えもおすすめです。
自然素材の家や木の家を手がけるハウスメーカーをお探しなら、ぜひナチュリエへ。
全国に店舗があるナチュリエでは、注文住宅にも対応しています。
家づくりに関するアドバイスやご提案もしていますので、お気軽にご相談ください。