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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
揺らめく炎でリラックスしながらのんびりした時間を演出する薪ストーブ。
ナチュリエのお客様にも薪ストーブのある住まいを楽しんでいる方がたくさんいらっしゃいます。
薪ストーブを安全に長く楽しむには、定期的なメンテナンスがとても大切。
今回は薪ストーブの煙突掃除についてご紹介します。
煙突掃除の必要性や掃除方法、掃除のタイミングや頻度についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
薪ストーブのメンテナンスで煙突掃除は重要!
揺らめく炎やパチパチという薪が焼ける音、じんわりとした暖かさなどが魅力の薪ストーブ。
長く、安全に使うためにも、煙突掃除はとても重要です。
薪ストーブで薪を燃焼させると、煙突にはスス(煤)や「クレオソート」という有機タールなどが付きます。
これらの物質が蓄積し、固まってしまうと煙突内が狭くなり、煙の排出がスムーズにいかなくなります。
そうすると燃焼効率が悪くなったり、煙突から排出されない煙が室内に漏れだしたりする危険が。
クレオソートは、薪を低温度域で使用し続けると生じる物質です。
蓄積したクレオソートには揮発性があり、一定以上の温度に加熱されると煙道火災(煙突火災)を発生させる恐れもあります。
室内への煙の逆流や煙道火災などの危険を防ぐためにも、定期的な煙突掃除が必要なのです。
薪ストーブの煙突掃除方法は?作業は業者への依頼がおすすめ!
薪ストーブの煙突掃除は、高所での作業となり危険も伴いますので、専門業者に依頼するのがおすすめです。
薪ストーブの煙突は、室内のストーブ本体から屋根の上までつながっています。
専門業者へ煙突掃除をお願いする場合は、屋根の上から掃除をする方法が一般的です。
煙突掃除を依頼した場合、どんな流れで煙突掃除が行われるのかご紹介します。
煙突掃除の流れ
屋根の上から煙突に煙突掃除用のブラシを差し込んで掃除します。
①ストーブ本体の扉を閉め、必要に応じて室内が汚れないように養生を行う
②屋根に上り、煙突上部に設置されているトップ(フタ)を外す
③煙突内に煙突掃除用ブラシを入れ、ゆっくり下まで降ろしてからゆっくり引き上げる作業を繰り返す
④煙突内部をライトで照らして汚れが落ちているか確認する
⑤トップについたススや汚れをワイヤーブラシで落として、元通りにはめる
⑥室内に戻り、薪ストーブ本体側に落ちてきたススやゴミを取り除く
煙突のトップには鳥の侵入を防ぐ防鳥網がついていますので、こちらも確認し、壊れていたら交換します。
室内側から煙突を掃除する方法もありますが、室内側からの掃除では煙突トップの掃除ができません。
トップにススやクレオソートがたまると不具合の元になってしまいます。
「室内からであれば自分でもできそう!」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、トップまできちんと掃除するには屋根の上での作業が必要となるので、専門業者へ依頼するのが安心です。
煙突掃除専門業者へ依頼する費用は、地域や業者によっても異なりますが1回2~5万円程度が相場です。
薪ストーブの煙突掃除をするタイミングは?
薪ストーブを使っていれば、どんなに気をつけて使ってもススやクレオソートは必ずたまってしまうもの。
最低1年に一度は煙突内の点検と掃除をしてほしいなと思います。
薪ストーブを使わない、春から秋までのオフシーズンの間に行うとよいでしょう。
早めのタイミングで点検・掃除をしておけば、何か不具合を発見した場合も次の冬まで時間に余裕をもって対処ができます。
そして次のシーズンまでに細かい部分のチェックや使用前の点検を済ませましょう。
こんなスケジュールで煙突のメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。
【春】
・煙突掃除
・炉床にたまった灰を取り除く
・煙突内や部品に破損や劣化がないかチェック
【夏】
・台風後は雨水の侵入や煙突が破損していないかチェック
・サビや欠けなどの破損がないかチェック
【秋】
・煙突内に鳥の巣などがないかチェック
・空気調節回りのチェック
・取り付け部品の破損がないかチェック
【冬】
シーズン中でも燃焼の仕方や煙の様子におかしなところがないかチェックしながら使用しましょう。
とくに大雪のあとは煙突のチェックを。
トップから白い煙がでたり、室内に白い煙が漏れたりしていたら煙突内が詰まっているサインです。
これに加え、煙突内部にススがたまっていないか確認するなど、こまめに点検と清掃を行うようにしてくださいね。
まとめ
●薪ストーブを使っていると煙突内にススやクレオソートがたまるので、定期的に煙突掃除が必要。煙突掃除を怠り、煙突内にススなどが蓄積すると室内に煙が漏れだしたり煙道火災(煙突火災)が起こったりする危険があります。
●煙突掃除は危険が伴うため、専門業者に依頼するのがおすすめ。煙突掃除は基本的に屋根の上から行われます。室内から掃除する方法もありますが、トップの掃除ができず、不具合の原因となる可能性があります。
●薪ストーブの煙突掃除のタイミングは、最低でも1年に一度、春から秋の薪ストーブを使わないオフシーズンの間に行いましょう。冬の間も、ススがたまってきたと感じたり大雪が降ったりしたら、こまめに点検・清掃を行うことをおすすめします。
煙突掃除などのメンテナンスは面倒と思うかもしれませんが、メンテナンスに手間がかかる分愛着が沸くのが薪ストーブの魅力のひとつです。
ぜひその手間さえも楽しみながら、薪ストーブのある暮らしを満喫してくださいね。
薪ストーブのある暮らしの魅力やメリット・デメリットについて、こちらのコラムでも詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。
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