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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
快適な住まいづくりにおいて、冬の快適さを実現する薪ストーブ。
薪ストーブはこれまでにない「暖かさ」を実現し、部屋のどこにいてもじんわりと温もりを実感できる空間をつくります。
そして、薪ストーブの設置場所として注目を集めているのが、広々とした空間が魅力の「土間」です。
土間に薪ストーブを設置することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、土間に薪ストーブを設置するメリットについて、実際の事例もあわせて紹介します。
土間に薪ストーブを設置するメリットとは?事例もあわせて紹介
土間に薪ストーブを設置するメリットとして、次の2つがあります。
- 部屋も土間も隅々まで温まる
- 掃除や薪スペースの確保がしやすい
とくに部屋の温まりやすさは家での過ごしやすさに直結するため、冬の時期の寒さが苦手な方には魅力的なポイントです。
土間リビングの活用方法について気になる方は「土間リビングで後悔しないためのポイントは?メリット・デメリットも」もご覧くださいね。
土間に薪ストーブを設置することで得られるメリットについて、事例もあわせてご紹介します。
部屋も土が隅々まで温まる
薪ストーブは通常の暖房と比較して、部屋が隅々までむらなく温まることが特徴です。
薪ストーブは、薪を燃やすことで炉が温まり、温まった炉から「輻射熱」が反射することで部屋全体が温まる仕組みです。
人工的に空気を対流させ1か所に熱を集めてしまうエアコンとは違い、薪ストーブは自然に起こる空気の流れを利用して部屋を温めます。
また、土間はコンクリートやモルタル、タイルであることが多いため、冷気が入るとひんやりとしやすいです。
薪ストーブがあることで、常に暖かく過ごすことができます。
詳しくは、薪ストーブを活用した温もり溢れる住宅を実現した「広い土間と薪ストーブが迎える家」の事例をご覧ください。
玄関のとびらを開けると薪ストーブのある土間が広がる、木のぬくもりあふれるデザインの家です。
掃除や薪スペースの確保がしやすい
薪ストーブを土間に設置することで、薪を置くスペースを確保しやすいメリットがあります。
薪ストーブに憧れはあってもリビングに設置するには勇気がない、薪の置き場がないという場合にも、土間なら薪を変える際に煤が落ちてもすぐ掃除でき、薪を積んでおくことも叶うので最適な場所といえるでしょう。
また、薪はくべる前にしっかりと乾燥させる行程が必要なため、雨風をしのげて日当たりの良い場所に薪を集めて置いておく必要があります。
場所を取る薪スペースを確保するのに、広々とした土間の間取りは最適といえます。
詳しくは、土間の広さを活用した「土間と薪ストーブのあるぬくもりあふれる家」の事例をご覧ください。
土間に椅子を設けて憩いの場所にし、モルタルをアクセントにしたおしゃれな家です。
薪ストーブを採用するメリットや注意点とは?
薪ストーブは、部屋の雰囲気づくりや快適な空間づくりに役立ちます。
ここからは、薪ストーブを採用するメリットや注意点について解説していきましょう。
薪ストーブを設置するメリット
薪ストーブを設置するメリットには、次の5つが挙げられます。
- レトロな雰囲気を演出できる
- ストーブを使って料理ができる
- 光熱費の節約になる
- 癒しの空間をつくれる
- 災害時にも暖房や明かりとして使える
レトロな雰囲気を演出できる
薪ストーブには特有のレトロ感、趣深さがあります。
薪ストーブを1台設置するだけで、部屋の雰囲気やデザインが一変するほど、薪ストーブは大きな存在感を放つ存在です。
薪ストーブは「普通とは少し違う雰囲気の家づくりがしたい」「温かい雰囲気の空間がほしい」という人におすすめです。
ストーブを使って料理ができる
薪ストーブの天板や炉内は高温になるため、熱を活かして直火料理を楽しめます。
煮込み料理やピザなど、とくに寒い時期には食べたくなるような料理を気軽に作れるのが、薪ストーブのメリットです。
また、寒い冬にストーブを使ってお湯を沸かせば、温かい飲み物を楽しめることはもちろん、薪ストーブを囲んで冬にしか味わえない特別な雰囲気を楽しめるでしょう。
光熱費の節約になる
薪ストーブが発する熱は広範囲に広がり部屋の隅々まで暖められるため、部屋ごとに暖房機器を設置する必要なく、薪ストーブ1台で冬を乗り切れます。
薪ストーブに使う薪さえ調達できれば、電気ストーブや石油ストーブに使用する燃料も必要ないため、薪ストーブの利用は光熱費節約につながるのです。
癒しの空間をつくれる
薪ストーブを設置することで、炎が揺れる様子を見つめながら焚火の音に癒され、リラックスタイムが過ごせます。
薪ストーブを設置するだけで、リビングの雰囲気はがらりと変わり、静かに思い思いの時間を過ごせる特別な空間に早変わりします。
災害時にも暖房として使える
薪ストーブには、災害時に電気やガスがストップしても、薪さえあれば暖まることができるメリットがあります。
停電に見舞われたときでも、暖を取りながら明るさも手に入れることができます。
薪ストーブの設置場所について知りたい方は「薪ストーブの設置場所はどの部屋が良い?熱効率の良い設置場所も知ろう」をご覧ください。
薪ストーブを導入する際の注意点
薪ストーブを利用するには、入手した薪を薪ストーブに入るサイズにカットする必要があります。
また、薪は乾燥させながら保管するため広い保管場所が必要です。
日当たりや風通しが良い場所であることも条件なので、庭などにちょうど良いスペースを儲ける必要があります。
地面に直置きすると湿気が溜まりやすく、虫の問題もあるため、底上げをするか薪棚を用意する必要があります。
アルミラックなどを代用するケースもあるようですよ。
そのため、土間に薪を置いておけると雨や雪で濡れる心配がなく、木の香りも楽しめて良いところです。
そして、薪ストーブを長く使うためには、定期的なメンテナンスが必要です。
冬が終わる度に煙突の清掃をプロに依頼することが理想的ですが、プロに定期的に依頼する費用が必要であるため、その分の費用も考慮して生活費を考えましょう。
また、薪ストーブの周りに付着する汚れや床の汚れ、薪ストーブ内に溜まってしまうほこりなどの汚れ掃除は、日頃から習慣的に行う必要があります。
しかし、薪ストーブの愛用者にはこういった手間がかかるからこそ良い、という方も多いです。
このような手間がある分、メリットも上回るので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
●薪ストーブを土間に設置することで、部屋の隅々までまんべんなく暖まり、部屋のどこにいてもじんわりとした暖かさを感じられる快適な空間が手に入ります。
また、土間に薪ストーブを設置することで、薪スペースの確保や掃除がしやすくなるメリットもあります。
さらに、薪さえあればいつでもストーブをつけられるため、緊急災害時にも明かりや暖房に役立ちます。
●薪ストーブを設置するメリットには、インテリアとして楽しめること、部屋が暖まりやすくなること、ストーブを利用して料理ができること、光熱費節約に役立つことなどが挙げられます。
●薪ストーブは薪割りや定期的なメンテナンスに手間がかかるため、薪ストーブの設置を検討する際にはこれらのデメリットについて十分に把握しておきましょう。
自然素材の家を扱うハウスメーカー、ナチュリエはあたたかみのある、さまざまな木の家をご提案します。
家づくりに関するアドバイスやご提案をしていますので、ぜひお気軽にご相談ください!